薬食同源と東洋医学(漢方薬)B

" 養生(ようせい)の法 "

  


自然治癒力を十分に高める漢方薬

腎虚とは、「腎」機能が衰えた状態をいい、
人間の生命力や免疫力、自然治癒力を低下させ、
上記のさまざまな症状として表れるのです。

@脳下垂体 A副腎 B膀胱 C(女性)卵巣・子宮 D(男性)睾丸

「腎」とは、単に腎臓の働きをさすのではなく、
脳下垂体、副腎系ホルモン、泌尿生殖器の機能も含まれます。

腎虚を治す方法を「補腎」といい、
腎を強化してホルモン調整に役立つ薬を「補腎薬」といいます。

漢方薬では、補腎生薬として鹿茸、地黄、五味子等を主成分に、
人参、白朮等をほどよく配合し、血液の流動性を高め、心筋の栄養補給、
心気を補う処方を保健薬として服用します。

@人参(ニンジン)
滋養強壮生薬の王様、薬用植物の王様
 人参は中国の東北地方から朝鮮半島にかけて生育し、古くから栽培されてきた最も有名な生薬です。
 栽培には二年間の畑地作りと、六年間もの長い栽培期間が要されます。それゆえに高価なのです。
まさに生薬の王様といった風格があり、とても堅く、特有な芳香と、やや苦い味を持っています。
 人参は中国で最も古い「薬の本」である『神農本草経』にあげられ、不老長寿の要薬であると言われています。
不老とは年令より若く見えるということで、長寿とは元気で長生きするということです。
このことに関して多くの学者の研究により神秘のベールがはがされようとしています。
たとえば、細菌やウイルスが体内に侵入することによる病気に対して、
免疫力を高めて早く治したり、予防したりします。風邪を引きにくくするのもその一つです。
また、血管内で血液が凝固して血栓ができ循環不全が起こるのを防止し、
さらには血栓を溶かす作用をも持っていることもわかりました。
さらに動脈硬化の予防や、末梢循環の改善作用も知られています。
他に、胃の働きを強くしたり、肝臓での食物栄養をうまく自分の身体のために役立てるようにする作用もあります。
もちろん強壮作用のあることは言うまでもありません。疲れた時には即効的です。

A牛黄(ゴオウ)
超高貴生薬
 金(ゴールド)の三倍の値段のついているれっきとした生薬です。
実はこれは牛の胆のうのなかにできた胆石の乾燥品なのです。
人にもしばしば胆石ができますが、これは手術をして取り出しても役に立ちません。
牛の胆石でなくてはならないのです。牛には気の毒なことですが、
胆のうの中に大きな胆石が数多くたまってくると、たいへん痛いものと思いますが、
一万頭の牛に一頭あるかないかというぐらいまれに発生するものを、むかしの人はよくも薬にしたものだと思いますネ。
大小さまざまですが、すべてうすい殻が幾重にもかさなりあって、玉状や三角垂状になっています。
小さな核から、次第に大きくなっていく様子がうかがえます。
決して水に溶けませんが、手や舌につくとまっ黄になり、口に入れるとほろ苦く感じます。
超高貴薬というのもごく少量で即効的だからです。
まず、心臓に対してしっかり働くようにしてくれます。弱ってきた心臓の働きをもとへもどしてくれ、
心臓へ酸素と栄養を運んでくれている冠状動脈に対しても血液の循環を正常にしてくれます。
動悸、息切れ、狭心症の発作予防に大変よいものです。
また、疲れた時の疲労回復作用、強肝作用、増血作用などもみられます。
また解熱作用は即効的で、原因不明の発熱によく用いられます。
ゴルフの日射病、登山での高山病、ひきつけ、お酒ののみすぎなどにも応用されています。

B鹿茸(ロクジョウ)
動物生薬の第一人者
 中国やシベリアの寒い地方に生息する大型のシカの若角を「鹿茸」といっています。
春になると牡鹿の頭に白いビロートの毛をおびた角が生え、どんどん成長して、
夏のはじめ頃には立派な角になります。この時期に角を切り取り、むかしからの加工法で生薬に作りあげるのです。
シカの角はこれ以上成長すると、ある時に一晩でビロード状の外皮がはがれ、堅い骨質化した角に変わってしまうのです。
こうなるともう鹿茸ではなく鹿角という生薬となり、鹿茸本来の薬効である強壮、強精効果をすっかりなくしてしまい、
おできなどの化膿止めに使われるのです。
 中国では病気を治す薬の中でも、とくに補薬と称し、身体全身の機能の低下したものを活発にし、
自ら持っている治癒能力を十分に引き立てるような生薬を考案していました。
その代表的な動物生薬が鹿茸です。老化防止の目的でも用いられた高貴薬の一つでもあったのです。
一日が爽快に楽しく生活でき、ストレスがあってもその影響を体内に病的に持ちこまず、
睡眠中に早く疲労を取り除いてくれる作用を期待したようです。
 しかし、なんと言っても鹿茸は強壮強精生薬の王様です。
疲労やストレスからくる陰痿(インポテンツ)、老化による不能に対して愛用されています。
鹿茸の科学的な研究は多く、薬理学的には性機能の回復作用、
勃起力をつけることに関係して末梢血管循環改善作用、疲労回復作用、
自律神経のバランスを整える抗ストレス作用、キズ口の修復促進作用などが報告されており、
単にいきり立つ雄々たる角の姿だけで薬効を決めたのではないのです。
中国での古い時代からの体験が今日にまで生かされているといってもいいでしょう。

C地黄(ジオウ)
滋養生薬の代表
 まっ黒で、みばえのしない生薬ですが、
中国では北京市の天安門広場にでも見られるほどどこにでも見られる植物です。
五月から七月にかけて路傍に白い毛をいっぱい付けた、
赤黄かっ色の可憐な花が咲いている風景は決して雑草にはみえません。
中国の河南省や山東省で栽培されています。掘り取った根は白くビールの中瓶ほどの太いイモです。
これを加工することにより黒かっ色に変化し、これを「熟地黄」と言っています。
少量を服用すると、冷え症の方はポーッと全身が温まってくるのを感じることでしょう。
血液の循環が大変よくなる有名な生薬です。
 人の身体中に流れる血液は動脈血が20%で残りのほとんどは静脈血管内に存在し、
ゆっくりと心臓にもどって行きますが、地黄は静脈血を早く心臓に帰す役割をしています。
そうすることにより動脈血流量を増やし、各組織が元気づいてくるのです。

D何首烏(カシュウ)
強精生薬
 むかし中国の広西省に何さんという老人が住んでいました。
何さんはなんとか一生の間に一度でいいから妻と楽しい生活をしたいと思っていました。
というのも何さんは生まれつき白髪で、性生活の方もまるでだめだったのです。
ところがある時、「夜交藤」という薬草にめぐり合い、これを服用するようになってからめきめき強くなったのです。
五十才をすぎてから、妻をめとり、子供もさずかりました。
ところが生まれてきた息子は少し弱く、白髪だったのですが、
ずっと夜交藤を服用しつづけたのです。たちまち立派な体になり、
次に生まれてきた子供さんは髪の毛がまっ黒で、とても元気な子供だったのです。
何じいさんはこのお孫さんの名前を髪の毛がまっ黒だったことから、
カラスの黒羽を連想して「何首烏」と名付けました。
その後、この薬草を改め、お孫さんの名前の「何首烏」と呼ぶようになったと中国の伝説にあります。
その後、中国で広く強精薬として使われるようになったのです。
 生薬「何首烏」はタデ科のツルドクダミの、
地下部の太った塊根の部分の乾燥品で、内部も赤かっ色です。

E五味子(ゴミシ)
循環改善生薬
 五味子とはうまく言ったもので五つの味のする果実です。
最初はすっぱく、次に苦味、甘味、辛味があり、全体に塩味がするのです。
 「五味子」は肺の機能を高めることにより、せきやタンをとる作用があることがよく知られています。
また強壮強精薬としても用いられ、身体の虚弱したものを補う生薬処方の中に多く組み入れられていました。
時代を経るにしたがい循環器の改善をする作用のあることがわかり、
人参とよく配合されるようになり、弱っている脈が元気をとりもどすことができる
という中国の生薬方剤「生脉散」にも配合されています。
また、最近では肝臓の機能をよく改善する作用
とその有効成分が学会で多く発表され、大変注目されている生薬でもあります。

F白朮(ビャクジュツ)
抗ストレス性胃腸炎
 中国の浙江省、安徽省などで栽培されているオオバナオケラの根茎を白朮といいます。
 中国の古い医術の中に、「水」という概念がありました。
水道から出る水(H2O)のことではありません。
頭痛、なみだ目、鼻水、口が渇く、胃内停水(胃の中に入った食物がいつまでも消化せず、
飲んだ水ですら胃の中で停留している状態)、むくみ、下痢・・・・・
などの症状のあらわれを「水」の病気としてとらえていました。
この「水」を除くのが白朮の役目なのです。
病気になるとしばしば胃の調子がおかしくなり,
食欲不振や消化不良を起こしがちになりますがこのような時に白朮が役立ちます。
 また、白朮はストレスによる胃のもたれによく効くことが薬理学的にも証明されています。
また、強精作用もあるようです。

 

  

 
        

   

    

    

   

50才以降の純和漢滋養強壮保健薬
自ら持っている治癒力を十分に引き立てる

腎虚とは、「腎」機能が衰えた状態をいい、
人間の生命力や免疫力、自然治癒力を低下させ、
上記のさまざまな症状として表れるのです。

@脳下垂体 A副腎 B膀胱 C(女性)卵巣・子宮 D(男性)睾丸

「腎」とは、単に腎臓の働きをさすのではなく、
脳下垂体、副腎系ホルモン、泌尿生殖器の機能も含まれます。

腎虚を治す方法を「補腎」といい、
腎を強化してホルモン調整に役立つ薬を「補腎薬」といいます。

漢方薬では、補腎生薬として鹿茸、地黄、五味子等を主成分に、
人参、白朮等をほどよく配合し、血液の流動性を高め、心筋の栄養補給、
心気を補う処方を保健薬として服用します。。


“健康は自分で築き上げるものです。”

「腎虚」の特徴的な症状は、

疲れやすい、だるい (疲労倦怠感)
夜中によくトイレに起きる (頻尿)
小さな字が読みづらい (かすみ目)
手足が冷えたりしびれたりする (冷え、しびれ)
腰に重だるい痛みがある (腰痛)
急に顔がカーッと熱くなる (のぼせ)

そして、
この「腎虚」を補う漢方薬
「補腎薬」を、ご服用することで
@体力の回復 A気力の充実 B肌のみずみずしさ、C若さ
を取り戻していきます!!

漢方薬では、
補腎生薬として鹿茸、地黄、五味子等を主成分に、
人参、白朮等をほどよく配合し、血液の流動性を高め、心筋の栄養補給、
心気を補う処方を保健薬として服用します。。

大山漢方堂薬局調合漢方薬(オーダーメイド)
漢方「補腎薬」のご用命は、
漢方を現代病に活かす!漢方専門
大山漢方堂薬局まで、一度、ご相談ください。
0283-22-1574
(大山漢方で、イゴ・不安・ナシ)




「大山漢方堂 東洋医学と漢方健康相談」

      大山漢方堂薬局(鍼灸院併設)の得意とする病気、大山漢方堂薬局に漢方相談のあるご病気一覧、

  大山漢方堂薬局 漢方健康相談窓口、医学博士大山博行先生、医学博士小松靖弘先生のご紹介


" THE KAMPO " 漢方
 漢方薬 How the Japanese Updated Traditional Herbal Medicine


<漢方薬のご服用をお考えの皆様へのお願い!>

*漢方薬のご服用に関しましては、
「使用上の注意」をよく読み、「用法・用量」をよく守り、適切にご服用ください。

また、今回、始めて、漢方薬のご服用を希望されるお客様は、
下記、問診表に必要事項を記入して送信するか、

東洋医学(漢方薬・鍼灸)健康相談お申し込みフォーム

お電話にて、直接、大山漢方堂薬局(鍼灸院併設)に、ご相談ください。
症状・体質を詳しくお伺いした上で、適切な漢方薬をアドバイスさせて頂きます。

(大山漢方薬局 / 無料漢方相談電話 0283-22-1574 / 9:00〜19:00)

<注意>
大山漢方薬局、デジタル店舗で、お取り扱いの漢方薬は、すべて「一般用医薬品」です。

以上、よろしくお願い致します。

E-mail to Dr. Ohyama Kampo Pharmacy.


 漢方を現代病に活かす! 漢方専門 大山漢方薬局デジタル店舗へ!