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General Manager and Chairman Dr. HIROYUKI OHYAMA(Ph.D)
医学博士 大山博行(おおやまひろゆき) 専門分野(漢方薬・鍼灸)

 岡山大学 医学博士(分子細胞医学)、徳島大学 薬学修士(生物薬品化学)

栃木県出身、東洋鍼灸専門学校(素霊学園)にて、東洋医学の古典、臨床を学ぶ。
1987年 徳島大学薬学部大学院修士課程修了。(生物薬品化学)
1987年〜1995年まで、株式会社ツムラ、本社、企画開発室、漢方製剤開発部にて、新しい漢方薬の開発研究および薬理研究に注力。
その間、1989年より岡山大学医学部分子細胞医学研究施設神経情報学部門に国内留学し、
脳の老化のメカニズムと抗痴呆作用、抗てんかん作用を持つ漢方薬の薬理研究に注力。
主に電子スピン共鳴装置(ESR)を用いた漢方薬のフリーラジカル(活性酸素)消去作用の研究を実施。
強力な活性酸素消去作用を持つ漢方薬は、活性酸素が関与する様々な疾患
(痴呆症、アルツハイマー、がん、動脈硬化など)の発病を予防できることを科学的に証明。
1996年に、岡山大学医学部大学院より医学博士の学位を取得。(分子細胞医学神経情報学)
専門分野は、分子細胞医学、生物薬品化学であるが、東洋医学(漢方薬、鍼灸)の古典にも精通し、日本最大の漢方薬メーカー株式会社ツムラ在職時より、
幅広く日本の漢方薬理研究推進業務に携わり、東洋医学の効果を、科学的見地から評価できる研究者の一人として知られている。
1999年より、大山漢方堂薬局、漢方カウンセラー。
現在は、得意とする、不妊症、肥満症、不安神経症(自律神経、精神疲労、心の不安)、アレルギー(花粉症、皮膚病)、
痴呆症(アルツハイマー、脳血管性痴呆)、がん(悪性新生物)の漢方相談を中心に、独自の東洋医学(漢方薬・鍼灸)治療を実践している。
趣味:フラメンコギター、水彩画、海外旅行(主に、地中海沿岸の国々が好き)
好きな言葉:「士は己を知る者のために死す。」
所属学会:日本東洋医学会、心理臨床学会

著書に、「脳を守る漢方薬 - 光文社カッパブックス1999年」がある。

 

特集: 臓腑弁証・腎 漢方医学=「腎」の機能



特集:更年期障害と東洋医学(漢方薬、鍼灸)

更年期障害(症状)の東洋医学(漢方薬・鍼灸)による治療法=東洋医学による診断と治療
更年期は、東洋医学的にみても女性の大きな転換期。
更年期=閉経を境に15年前後の期間を更年期という。
女性は、7の倍数の年齢の時に、体に変化が現れる。
例えば2×7(14歳)=初経、4×7(28歳)=女ざかり、そして7×7(49歳)=閉経となる。
東洋医学でも、更年期は女性の一生でもっとも大きな転換期と考える。
のぼせや冷え、むくみ、イライラなどの症状に苦しむ人もいる。
東洋医学の知恵、漢方薬、鍼灸、臨床心理学を上手に取り入れて、
更年期に養生をすることが大切=老年期にうまく移行していくことに繋がる。

西洋医学と東洋医学の考え方の違いと治療の方法の違い
西洋医学は患部をみる。東洋医学では、その「人」の全体をみる。
西洋医学では風の症状には風薬、発熱したら解熱剤、
東洋医学では、症状は同じでも人によって治療法が異なる。
同じような症状でも、体質や遺伝などの先天的なものか、
生活環境、性格、ストレス、疲労などによるものか、
それぞれ原因が違う、薬に対する反応も違う、=同病異治

東洋医学は、病気だけではなく、その人全体をみて診療する
患者ごとに治療方針を立てる=証をみる。
証=体に現れる症状のこと=それによって体質を見極める(弁証)。
次に病気のタイプ゚、場所、状態、勢い、原因などを調べる。
このような細かい情報を集めるために、患者に触れ、話をしながら診断していく。
そして長い生活の中で、病気の下地となる原因があったかどうか見つける。
東洋医学の最大の特徴は、病気の原因をつきとめていくこと、その人の体全体を整えること。
病気中心でなく、患者中心に考える。
東洋医学では、データだけに頼らず、四診によって患者とふれあい、体の発するサインをしっかり受け止める。
患者さんと私(術者)の間に、お互いの信頼感や安心感が生まれ、一緒に頑張ろうという気持ちになる。
それが東洋医学(漢方薬、鍼灸)の治療をしていくうえで、とても重要になる。



弁証(体質の見方)
@寒証=冷え性。顔が青白い、新陳代謝が悪く下痢しやすい、元気がない。
A熱証=体が熱っぽい。汗をかきやすく暑がり。便秘がち。
B虚証=痩せ型。体力がなく、疲れやすい。対抗力が弱い。
C実証=体がかっちりしている。体力があり、対抗力が強い。便秘がち。イライラしやすい。

四診
@望診=顔の表情や精神状態、皮膚、体型、動作、舌の状態を目で見る
A聞診=声やせきなどの音を聞き、体臭や口臭をかぎ分ける
B問診=病歴や体の状態、生活環境などを患者に質問する。
C切診=手首の動脈やお腹など、患者の体を手でふれて、体の状態を診断する。

病気になる原因
更年期は、さまざまな不定愁訴が起こるのと同時に、生活習慣病にかかりやすい時期でもある。
病気の原因と東洋医学(漢方薬。鍼灸)

病気になる3大原因を理解して、東洋医学(漢方薬・鍼灸)で健康な体を作る。
更年期を迎える年代の女性にとって、最も不安なことは、重い病気になったらどうしよう、ということ。
しかし、病気というのはある日突然かかるものではなく、長い間の不摂生や無理が目に見えないところで積み重なって、病気として体に現れる。
だから目に見えない時期に病気の原因を突き止め、取り除き、病気を防ぐ、治す、というのが東洋医学「養生(ようせい=命を養う)医学」の考え方。
病気は何らかの原因が体に悪い影響を与え、バランスを崩すために起こる。その原因は大きく3つある。
@体の外部からの原因(外因)、
A体の内部、精神面からの原因(内因)、
B生活の不摂生などによる原因(不内外因)。
自分の生活のどこに病気の原因がひそんでいるかをチェック、東洋医学(漢方薬、鍼灸、臨床心理学で、それを取り除き、病気になりにくい体を作る。

外因=快適すぎる環境が適応能力を低下させる。
東洋医学には「天人合一」、自然と人間は一体である、という考え方が根底にある。逆にいうと、人間と自然の調和が崩れると病気になる。
文明が進むにしたがって、人間は環境をコントロールし、自然にも手を加えて、より快適な生活を作りました。
夏の暑い時でも、冷房がきいていて涼しく過ごせるし、冬の寒い時にも、暖房がきいて暖かく過ごせる。
冬の寒い時に、暖房のきいた暖かい部屋で、冷たい飲み物やアイスクリームを食べることもある。
しかし、自然に逆らった生活が当たり前になった結果、冷え性や冷房病などに悩まされる人が増えてきた。
自然を無視した生活に慣れてしまうと、外の変化に、うまく対応できなくなり、体内のバランスが崩れて病気になる。
人間はもともと環境に適応する能力を持っている=暑い日には汗をかいて新陳代謝を促進=寒い日にも、外で空気にふれ、運動して体を温める。

人間は自然現象の影響を受けながら生きていく生き物
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、自然界の現象「風、寒、暑、湿、乾、熱」を六気といい、
人間の体に影響を与えて変化をもたらす外因として考える。
人間は1年を通して六気の影響を受けながら生きている。
自然環境が正常な場合は問題ないが、今までにない猛暑などの異常気象が起こり、人間の適応能力を超えてしまうと体に悪い影響を与える。
六気が異常現象となって病気の原因となることを六淫という。
これらが人間と外界の接点である鼻、口、皮膚から入り込むと病気をもたらす。
自然界の異常現象が、人間の体にどんな影響を与えるのか
例年にない夏の猛暑は暑さに耐える力を低下させて、夏バテやクーラー病などの原因となる。
寒いはずの冬が暖かければ、ウイルスやバイ菌が繁殖し、春にインフルエンザや熱性の風邪などを引き起こす。
こうした病気の原因となる気を「邪気」という。
本来、人間がもっている病気に対する抵抗力や、自然の変化に適応する能力を「正気」という。
正気が充実していると邪気を抑えるパワーがあるので病気にかかりにくいが、不足すると病気にかかりやすくなる。
しかし、昔の人に比べて、現代人は正気がパワー不足の状態にある。
それは冷暖房の普及などで、快適すぎる生活を送れるようになったのが原因のひとつだと考えられている。

内因=病気をよくするのも悪くするのも「心」次第=病は心(気)から生じる
精神的なことが病気の原因となることを内因という。
東洋医学では、「喜、怒、悲、恐、驚、憂、思」 の七つの感情を七情といい、体に影響を与える重要なものだと考える。
仕事や人間関係による慢性的なストレスや、親しい人の死(家族、親友、恋人などの死)といった強いショックを受けると、それだけで病気の引き金となる。
逆に、「うれしい」という感情も度を超すと強いストレスになり、体が対処できずに病気になることがある。これを内傷七情という。

心の乱れは内臓に大きな影響を与える。
七情は、自律神経と深い関係があり、自律神経は臓器の働きと直接関わっている=悩みや心配事、ストレスなどで心理的にダメージを受けると身体機能も異常をきたす。
体調が悪いので検査を受けたけど異常がみつからない場合は、精神的ダメージが自律神経にも悪影響を与えている場合が多い。
特に、更年期症状は、自律神経の失調によるものが多く、心の問題が更年期症状を引き起こしている場合も多い。
七情の乱れは、主に消化器系、自律神経系、免疫系に現れる。
つまり、東洋医学的には、心を癒し、休ませ、コントロールすることによって、病気を防ぎ、病気になりにくい体を作ることができる。
ストレスは、誰にでもあるが、上手につき合っていくことが重要。

不内外因=乱れた食生活、無理な運動
病気の三大原因の3つめ、「不内外因」は、普段の生活の中の不摂生である。
暴飲暴食、運動不足、逆に無理な運動、これらが不内外因に当たる。
東洋医学(漢方薬・鍼灸)では、食事をとても重要視する。(旬の野菜や果物をとることは、健康を維持する基本となる)
ハウス栽培や食品加工の技術が進み、1年を通してほとんどの食材が手に入る現代では、
旬という意識は薄れがちであるが、本来、人間も食べ物にも、季節があって、人間も食べ物にも、それに合った性質を持っている。
例えば、夏野菜であるトマトやキュウリ、南方系の果物スイカなどは、ほてった体を冷やす働きがあり、
冬から春が旬の根菜類や長ねぎには体を温める作用がある。
つまり、人間が旬の食べ物をとることは、身体のバランスを保つために重要なことである。
夏の野菜を冬にも食べ続けたり、冬に冷蔵庫で冷やした食べ物や飲み物を多くとったりすると、冷え性や生活習慣病の原因になる。
季節を無視した食生活を送ることは体のためにもよくない。
日本でも、昔から、初物をいただくと長生きする、といわれている。
一年中、何でも手に入る時代に生きているが、できるだけ旬のものを食べることを心がけるとよい。(暴飲暴食は厳禁)

適度な運動は大切、無理をすると逆効果。
体を温め、新陳代謝を上げる運動は健康維持のために必須。
年齢や体力を超えて一生懸命になりすぎると体を疲れさせる。
運動の目的は楽しみながら体を鍛え、丈夫にしていくこと=リラックスしながら行うことが大切。
勝敗に、こだわりすぎて、イライラしたり、熱くなったり、とっくに疲れているのに、体を鍛えるため、と無理するのは逆効果。
ヘトヘトになって達成感を味わっても、身体にとってはマイナス。 何事もほどほどに、が健康維持の秘訣。



「気、血、水」のバランスが重要=東洋医学(漢方薬、鍼灸)の基本=人間の体を構成する最重要な3つの要素「気、血、水」。

人間の体を構成する大切な要素(最重要)が「気、血、水」のバランス。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、これを、体の三大要素=人間の体を構成する要素
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、気、血、水は、互いに影響を与えながら、体を支えあっている。
一つの働きが乱れると、体全体のバランスも崩れて病気になる。
病気にならない、健康維持、増進には、この3つのバランスを保つことが最重要。

「気」、やる気、元気、気分がいい、など「気」は、生命エネルギーの源
「気」は、人間の持つパワーのことと考えてよい。
言い換えると、人体の働きをつかさどる「生命エネルギー」を「気」という。
気が弱くなれば病気になり、気が止まれば「死」に至る。
気が不足すると「気虚」という状態になり、体の働きが弱くなり、
疲れやすい、無気力、下痢をしやすい、風邪をひきやすい、といった症状がでる。
免疫力が低下し、病気をしやすくなり、老化も進んでしまう。
こうした症状を治すには、「気を補う=補気」という漢方薬を使う。。
気の流れが悪くなると、さまざまな不快症状が起こる。
「気」は目に見えないが、常に体内を循環している。
それが何らかの原因で循環が悪くなり停滞してしまうと、気分が落ち込んだり、イライラしたり、という神経症、心身症になる。
これを「気滞」といい、更年期に多い状態、現代人に多い症状、ストレスが一番の原因となる。
「気滞」には大きく分けて2つのタイプがある。
@「肝うつタイプ」=我慢強い人、日本人に多く見られるタイプ
=うつ状態や倦怠感、不安感、不眠、頭痛、肩こりなどの症状が起こる。
A「肝火タイプ」=激怒しやすい人、アメリカ人や中国人に多く見られるタイプ
=イライラして怒りっぽい、のぼせ、耳鳴り、めまい、頭痛、便秘などの症状が起こる。

大山漢方堂薬局 調合漢方薬 @不足したパワーを補う「補気薬」
一般的な生薬は、朝鮮人参、朮、茯苓など。
一般的な処方は、四君子湯加減、医王湯加減、理中湯加減、など。

大山漢方堂薬局 調合漢方薬 A精神症状を和らげる「理気薬」
一般的な生薬は、陳皮、香附子、枳実、厚朴、沈香など。
一般的な処方は、逍遥散加減、抑肝散加陳皮半夏、半夏厚朴湯加減、など。

全身に栄養を与え、体をうるおす、「血」の作用
「血」というのは、簡単に言えば、「血液」のことである。
血は全身を流れて栄養を与え、体をうるおす働きをする。
血の循環が悪いと体のあちこちにトラブルが起こる。
血の流れは、気の働きと深く関わりあっている=気の流れが悪くなると、血の流れも滞ってしまう。(「気滞於血」)
血が不足すると、血が全身に行き届かず、顔色が悪くなり、肌の色つやもなくなってしまう。
この貧血の状態を、東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、「血虚」といい、血虚を治すには、血を補う「補血」や「養血」を用いる。 
気と血は、密接に関わっているため、「気虚」が起こると「血虚」も起こりやすい。
血虚のタイプには、気虚の症状もみられる場合が多い。
この2つのタイプを併せ持っている状態を、「気血両虚」といい、「気血両虚」を治すには、「補血薬」を用いる。
更年期の女性がかかりやすい婦人病、生活習慣病は、血と関わりの深い病気である。
血液の循環が悪くなり、よどんでくることを東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、「於血」という。
於血が起こると全身に栄養がいきわたらないばかりか、血液が汚れて固まりができる。
サラサラの血液で、体内をスムーズに流れていた血液が、ドロドロになって(於血)、やがて固まっていくと、
血管が詰まる(脳梗塞、心筋梗塞など、虚血性疾患)などの障害が起こる。
 
於血によって引き起こされる婦人病や生活習慣病
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、「於血」が高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、血栓、腫瘍など、生活習慣病の原因として重要視。
日本でも最近は高齢化社会に伴い、於血と現代病の関係の研究が進められている。
また、於血は美容の大敵でもある。肌のシミやカサカサ、乾燥肌は、血液循環が悪いために起こる。
於血の治療には、血液を浄化してきれいにし、血液の循環をよくする活血化於剤を用いる。
更年期障害や生活習慣病の予防はもちろん、美容にも効果がある。

大山漢方堂薬局 調合漢方薬 B貧血を解消する「補血薬」
一般的な生薬は、当帰、熟地黄、丹参、何首烏など。
一般的な処方は、四物湯加減、帰脾湯加味、当帰芍薬散など。

大山漢方堂薬局 調合漢方薬 C血をきれいにする「活血化於薬」
一般的な生薬は、川弓、赤芍、紅花、益母草、鶏血藤、三稜など。
一般的な処方は、桂枝茯苓湯加減、通導湯加減、桃核承気湯加減、疎経活血湯加減など

唾液、胃液、汗、涙など体の中のずべての体液が「水」
「水」というのは体をうるおす正常できれいな液体のことである。体中の全ての体液がこれにあたる。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、津液、陰液とよび、体を構成する大切な要素だと需要視されている。
水が不足しても、逆に過剰でも、体内で停滞しても、さまざまな症状や病気を引き起こす原因となる。
水が不足した場合は、内熱(里熱)状態が起こり、のぼせ、ほてり、のどの乾き、口内の乾燥、皮膚のかさつき、イライラといった症状が現れる。
これを陰虚といって、痩せ型の人、自律神経失調症の人、ストレスが多い人などに、おこりやすい症状である。
更年期特有の様々な症状も、水分の不足によって起こる「陰虚」にあてはまるものが多い。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、陰虚の症状を治すためには、内熱を鎮める生薬と併せて、津液を補い、熱を抑える「滋陰清熱薬」を用いる。
水が不足すると様々な症状が起こるが、単純に、水を多く取ればいいというものではない。
水分をとりすぎると、逆に水分代謝が悪くなり、体内に代謝されずに滞って、汚れた水がたまってしまう。
この状態を「湿邪」=「水毒」といい、冷え性やリウマチ、痛風などを悪化させる恐れがある。
水のとりすぎは、肥満の原因にもなる。
水太りの状態=消化器の働きが悪いため水分を代謝する力が低下して、余分な水分が体内にたまってしまう。(日本人にはこの水太りの人が多い)
「湿邪」=「水毒」を治すには、「利水薬」を使って水分の代謝を上げる治療をする。
また、「湿邪」=「水毒」は、毎日の生活にも原因がある。
空調の整備によって夏でも涼しい場所で過ごせるので汗をかかなくなったこと。
運動不足の人が多いこと。きつい下着の締め付けで、代謝を妨げている、ことなども原因となる。
湿度の高い日本の気候も水の代謝の悪さに関係している。

大山漢方堂薬局 調合漢方薬 D水分不足のための熱をとる「滋陰清熱薬」
一般的な生薬は、生地黄、玄参、早蓮草、女貞子、麦門冬、地骨皮など。
一般的な処方は、麦門冬湯加減、知柏地黄湯加減など。

大山漢方堂薬局 調合漢方薬 E不要な水分を排出する「利水薬」
一般的な生薬は、陳皮、茯苓、蒼朮、半夏、猪苓、沢瀉など。
一般的な処方は、防己黄耆湯加減、平胃湯加減、茯苓飲加減、六君子湯加減、越婢加朮湯加減、防風通聖湯など


「未病を治す養生(ようせい=命を養う)」
まだ見えない病気=「未病」を治すための「養生(ようせい)医学」
「病気ではないけれど体の調子が悪い」という人が更年期には増えてきます。
このような症状は、すべて「未病」といっていいでしょう。
体の調子が悪いのに、病院の検査では異状なし。更年期を迎えた人の中には、このような経験をした人も多いでしょう。
「病院の検査で異常がないから健康」というのは大きな間違いで、痛いところがある、つらいところこがある、これは体のSOSサインになります。
発病前の体の不調のことを、東洋医学(漢方薬、鍼灸)では「未病」といい、病気として治療可能です。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)では、大きな病が発病する前に、病気の芽を摘み取らねばなりません。
これが東洋医学(漢方薬、鍼灸)の極意、「未病を治す」ということになります。
まだはっきり見えない大きな病を治す、未然に防ぐ、すなわち、「未病を治す」ことは東洋医学(漢方薬、鍼灸)の極意、
「養生(ようせい=命を養う)医学」の基本で、大きな病気を未然に防ぐ、大きな病気を発症前に防ぐ、病気にならない予防医学とも言えます。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)の養生医学は、人間の生活の中で生きている医学、生活の知恵になります。
正しい食事や正しい生活習慣などを実行することによって、人間にもともと備わっている生体防御システム(病気を治す力=自己治癒力)を高め、
大きな病気の発症を未然に防ぐことが基本です。東洋医学(漢方薬、鍼灸)で、健康を維持、増進し続けることで、病気にならない、
それが、自分と自分の大事な人、家族の健康を守る、ということに、東洋医学(漢方薬、鍼灸)の大きな意味があります。
病気の原因は、いろいろあるが、病気の発症のほとんどは無茶な生活習慣、不摂生の積み重ねで起こることは事実です。
特に、女性の場合は、更年期という体が大きく変化する時が一番注意が必要な時期で、
今までの生活習慣の乱れを正し、体を正常に戻していくことが必須です。

「養生(ようせい=命を養う)医学」は東洋医学(漢方薬、鍼灸)の歴史の中で生まれた健康を保つ生活の知恵
「養生(ようせい=命を養う)」という言葉には、「健康に気を配り、大きな病気にかからず、健康を維持、増進させていく」という意味がある。
健康を維持、増進させていくのに、何よりも大切なことは、病気にかかる前、未病を治す、未病に気づく、こと、そして適切な方法を用いることです。
養生(ようせい)には、年齢は関係ありません。若い時から養生をしていれば、年齢を重ねても元気でいられるし、今から始めても決して遅くはないのです。
体は年齢とともに変化していくので、年齢に応じた養生をすることが大切になります。
また、養生(ようせい)は、毎日の生活の中で積み重ねていくものであって、今日やったから明日効果が現れる、というものでもありません。
女性の場合、更年期を経て、豊かで若々しい老年期に移行していくためには、早めに養生(ようせい)医学を取り入れることが大切です。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)には、長い人類の生きた歴史の中で生まれた養生(ようせい)の考え方がたくさんあります。

全ての女性に共通する養生(ようせい)の基本

「女性の養生(ようせい)」
@心の若さを保つ
いつまでも若く綺麗でありたい、というのは女性の共通の願い。
誰でも、老化、加齢によって体は衰えていく、肉体の老化は止められないが、心の若さは永遠、いつまでも保てる。これが重要。
いつも若々しい気持ちをもっていれば、肉体の機能の衰えるスピードを緩めることができる。
東洋医学(漢方薬、鍼灸)で、「心と体は一体」、心に若さがあれば肉体も若く保つことができる。
老化を遅らせるには、フレッシュな気持ちが重要。
A「於血」に注意
女性の健康と美容は、於血と深い関係がある=女性には月経がある。
女性には、初経(初潮)から、妊娠、出産、更年期を経て、閉経まで、月経がある。
於血とは血液が汚れて循環が悪くなること。
これは、様々な婦人病の原因となる。 さらに更年期障害や生活習慣病の原因にもなる。
運動不足、肥満、過労、ストレスに注意し、於血状態にならないように注意する。

B薬食同源の意識を高める
東洋医学(漢方薬、鍼灸)には、「薬食同源」という考えがある。
正しい食事によって体を整えることは、薬を飲むのと同じくらいの効果がある。
野菜や果物など自然から生まれた植物(薬用植物、生薬、薬草)には、体を整えて、健康を、維持、増進するための
宝物(薬用植物、生薬、薬草、漢方薬)がたくさんつまっている。



大山宗伯東洋医学記念館鍼灸治療室 (東洋医学、漢方薬、鍼灸、臨床心理学)

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 特集:重症筋無力症と漢方薬

2015. 4 〜
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認知症・アルツハイマーは、もう怖くない 「脳を守る漢方薬」 岡山大学 医学博士 大山博行 著

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