特集:重症筋無力症(神経変性疾患)と東洋医学(漢方薬、鍼灸)

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重症筋無力症(神経変性疾患)と東洋医学(漢方薬、鍼灸)

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岡山大学 医学博士 徳島大学 薬学修士
大山博行先生
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Meister of Medical Science
Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D).



大山宗伯東洋医学記念館
大山漢方堂薬局 大山鍼灸院
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President & Chairman
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Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D).

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皆様からのご信頼、本当に嬉しく思います。 私達は、この事実を謙虚に受け止め、皆様のご期待にそえるよう、
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大山漢方堂薬局 大山鍼灸院. 統括主幹 医学博士 大山博行

  


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特集:重症筋無力症① = 神経疾患、末梢神経障害 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

症筋無力症は、神経と筋肉の間の信号伝達が障害される自己免疫疾患で、筋力低下を引き起こす。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
①重症筋無力症は、免疫系の機能不全により起こる。
②通常、まぶたの下垂と複視が起こり、運動後は筋肉の著しい疲労と筋力低下が起こる。
③薬剤を静脈内注射で投与して反応を調べる検査で、重症筋無力症であるかどうかを判断する。
④診断を確定させるには、筋電図検査、血液検査、画像検査が必要になる。
⑤筋力をすみやかに改善できる薬剤や、病気の進行を遅らせる薬剤がある。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

重症筋無力症は女性に多くみられ、通常は20~40歳の女性に発症する。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
どの年齢層の男女でも起こりえる。まれに、小児期に始まることがある。

重症筋無力症では、
免疫系によってつくられた抗体が、神経筋接合部の筋肉側の受容体(神経伝達物質のアセチルコリンと反応する受容体)を攻撃する。
その結果、神経細胞と筋肉の間の信号伝達が妨げられる。
体が自分のアセチルコリン受容体を攻撃する=自己免疫反応がどのような原因で起こるのかは不明。
ある理論では、胸腺の機能不全との関連が考えられている。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
免疫系の一部の細胞は、自分の体と異物とを区別する能力を胸腺で獲得する。
胸腺には、アセチルコリン受容体をもつ筋肉の細胞も含まれている。
理由は不明だが、胸腺が免疫系の細胞にアセチルコリン受容体を攻撃する抗体をつくるよう指示する可能性もある。
この自己免疫異常の素因は遺伝することがある。
重症筋無力症がある人の約65%では胸腺の肥大がみられ、約10%では胸腺腫瘍(胸腺腫)がみられる。
胸腺腫の約半数は悪性腫瘍になる。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
一部の重症筋無力症では、アセチルコリン受容体に対する抗体はみられないが、
神経筋接合部の形成に関与している酵素に対する抗体がみられる。
そのような場合は、通常とは異なる治療が必要になる。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

この病気は、感染症、手術、特定の薬剤
(高血圧治療薬のニフェジピンやベラパミル、マラリア治療薬のキニーネ、不整脈治療薬のプロカインアミドなど)
の使用によって誘発されることがある。

新生児筋無力症は、重症筋無力症の女性から産まれた子供の12%で起こる。
アセチルコリン受容体を攻撃する抗体は、血流に乗って体内を循環しており、妊婦の胎盤を通じて胎児に移行することがある。
その場合、新生児に筋力低下が生じるが、生後数日から数週間で消える。残り88%の新生児はこの病気にならない。

重症筋無力症の症状=まず、一過性の症状悪化(増悪)がよくみられる。 そうでないときは、症状は軽いか、まったく現れない。

主要症状
①眼瞼下垂(まぶたが力なく垂れ下がる)
②眼筋の筋力低下による複視
③発症している筋肉を使った後に起きる過剰な筋力低下
④筋力低下は、筋肉を休ませると解消するが、また筋肉を使うと再発する。

40%の人では、最初に眼に症状が現れ、最終的には85%の人で眼の問題が現れる。
15%の人では眼の筋肉だけに障害が起こるが、大部分の人は全身に症状が現れる。
話すことや飲みこむことが困難になり、腕や脚の筋力も低下する。
手を握ったとき、乳搾りのように、握り方の強弱が変動することがある。
首の筋肉も弱くなることがある。感覚の障害は起こらない。

重症筋無力症では、筋肉を繰り返し動かすと筋力が低下する。
たとえば、以前はハンマーを上手に使えていた人でも、数分間打つと力が出なくなる、
筋力低下の程度は時間や日によって異なり、病気の経過も非常に多様である。

筋無力症クリーゼ(症状が急速に悪化する危険な状態)と呼ばれる重度の発作が、約15%の人に起こる。
これは、感染症によって引き起こされることがある。腕と脚に極度の筋力低下が起きるが、それでも感覚は失われない。
呼吸に必要な筋肉に筋力低下が起きることもある。= その場合は命にかかわる。

重症筋無力症の診断

一過性の筋力低下があり、特に眼や顔面の筋肉に症状があるか、症状がある筋肉を使うと筋力低下が強まって安静時に症状が消える場合。
アセチルコリン受容体に異常が生じるため、薬剤を投与して血液中のアセチルコリン濃度を上昇させる検査法が診断の確定に役立つ。
この検査に最もよく利用される薬剤はエドロホニウムで、静脈内注射で投与される。
まず、症状がある筋肉を疲れるまで動かし、続いて薬剤を投与する。
これで筋力が一時的かつ急速に改善した場合は、重症筋無力症の診断が考えられる。

診断を確定するには、さらに診断検査が必要になる。
たとえば、筋電図検査(筋肉を刺激して電気的活動を記録する検査)や、
アセチルコリン受容体に対する抗体またはこの病気の人にみられる別の抗体を検出する血液検査などがある。
別の病気の可能性について確認するための血液検査も行われる。
胸部のCT検査またはMRI検査を行い、胸腺について評価する、とともに胸腺腫の有無を調べる。

重症筋無力症の治療 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

筋力が迅速に改善されるような、あるいは自己免疫反応を抑制して病気の進行を遅らせるような、薬剤が使用される。

アセチルコリン量を増加させるピリドスチグミン(内服薬)などの薬剤により筋力が改善することがある。
朝目覚めたときに重度の筋力低下や嚥下困難がある場合は、長時間作用型のカプセルを夜間に服用する。
薬剤の用量は、定期的に調整する必要があり、一過性の筋力低下が起きているときには増量しなければならない場合もある。
しかし、投与量が多すぎても筋力低下が起きることがあり、病気による筋力低下との区別が困難になる。
また、これらの薬剤は長期間使用すると有効性が低下することがある。
筋力低下が進んでいる場合は、薬剤の有効性が低下している可能性もあり、
この病気の治療経験が豊富な医師の診察を受ける必要がある。

ピリドスチグミンでよくみられる副作用は、腹部のけいれんと下痢。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
これらの副作用に対処するため、アトロピンやプロパンテリンなどの消化管活動を抑える薬剤が必要になる。

自己免疫反応を抑えるために、プレドニゾロンなどのコルチコステロイド薬や、
シクロスポリンやアザチオプリンなどの免疫抑制薬も処方される。(経口薬)
大半の人は、コルチコステロイド薬を無期限に服用する必要がある。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
コルチコステロイド薬の服用を開始すると、最初は症状が悪化することがあるが、2~3カ月以内に改善がみられる。
その後は効果が得られる最小限の用量まで減らす。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
コルチコステロイド薬は長期間服用すると中等度から重度の副作用が起きる可能性がある。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
そのため、コルチコステロイド薬を中止または減量できるように、アザチオプリンが投与される。
アザチオプリンでは、改善がみられるのにおよそ18カ月かかる。 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

免疫グロブリン(ドナー集団から採取した多くのさまざまな抗体を含む溶液)を、1日1回、5日間静脈内投与する。
3分の2以上の人は1~2週間で改善がみられ、効果が1~2カ月続く。

薬剤で症状が軽減しない場合や筋無力症クリーゼが起きた場合は、血漿交換療法(血液浄化による病気の抑制)が行われる。
血漿交換療法では、フィルターによって血液中から有毒物質(この場合は異常抗体)が取り除かれる。

胸腺腫がある場合は、胸腺腫が広がるのを防ぐために胸腺を摘出する手術が必要である。
胸腺腫がない場合は、胸腺摘出が有益かどうかは明らかでない。



特集:重症筋無力症② = 神経疾患、末梢神経障害 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

重症筋無力症は,抗体性および細胞性のアセチルコリン受容体破壊により,反復発作性の筋力低下および易疲労感を示す自己免疫障害である。
若年女性および高齢男性に多いが,あらゆる年齢に起こりうる。症状は筋肉活動により悪化し,安静により軽減する。
エドロホニウム静注試験で,筋力低下が短時間軽減された場合に本疾患と診断される。
治療には,抗コリンエステラーゼ薬,免疫抑制薬,コルチコステロイド,胸腺摘出術,プラスマフェレーシスなどがある

重症筋無力症は,シナプス後アセチルコリン受容体に対する自己免疫攻撃により,神経筋伝達が破綻することで生じる。
自己抗体産生の引き金は不明だが,胸腺の異常,甲状腺中毒症,およびその他の自己免疫障害を伴う。
筋無力症における胸腺の役割は不明であるが,65%の患者に胸腺肥大が,10%に胸腺腫が認められる。
増悪因子として,感染症,手術,ある種の薬物(例,アミノ配糖体系薬物,キニーネ,硫酸Mg,プロカインアミド,Ca拮抗薬)などが挙げられる。

重症筋無力症のまれな病型
眼筋型の重症筋無力症では,外眼筋のみが侵される。
先天性筋無力症は,小児期に始まるまれな常染色体劣性遺伝疾患であり,
自己免疫障害ではなく,シナプス後受容体の構造的異常により生じる。眼筋麻痺がよくみられる。
新生児筋無力症は,重症筋無力症の女性が産んだ乳児の12%にみられる。
これは,胎盤を通って受動的に移行したIgG抗体に起因している。
全身の筋力低下が生じるが,抗体価が減少するにつれて数日から数週間のうちに消退する。
したがって,治療は通常支持的に行う。

重症筋無力症の症状と徴候
最も多い症状は,眼瞼下垂,複視,および運動後の筋力低下である。
筋肉を休ませると筋力低下は解消するが,再び筋肉を使うと再発する。
最初は40%,最終的には85%の患者で眼筋が侵される。
眼症状の後,全身性の筋無力症が発現する場合には,通常最初の3年以内に現れる。
近位肢の筋力低下が一般的である。
球症状(例,声の変化,鼻への逆流,むせ,嚥下困難)を訴えて受診する例もある。
感覚および深部腱反射は正常である。
数時間から数日の間に病状が強まったり弱まったりする。

筋無力症クリーゼ
重度の全身性四肢不全麻痺または生命を脅かす呼吸筋力低下であり,約10%の患者に起こる。
これは,免疫系を再活性化させる感染症の併発によりしばしば生じる。
呼吸機能が十分に働かなくなってくると,急速に呼吸不全を来すことがある。

重症筋無力症の診断
症状および徴候から診断が示唆され,検査により診断を確定する。
明らかな筋力低下のみられない筋無力症患者でも,ほとんどが短時間作用型(5分未満)
エドロホニウムを用いた抗コリンエステラーゼ検査で陽性を示す。
検査は,明らかな筋力低下を示す筋で行う。患者に対し,疲労が生じるまで罹患筋を使うように指示し
(例,眼瞼下垂が生じるまで両眼を開けたままでいる,または不明瞭言語が生じるまで大声で数を数える),
その後,エドロホニウム2mgを静注する。30秒以内に有害反応(例,徐脈,房室ブロック)が生じなければ,さらに8mgを投与する。
筋機能が速やかに(2分未満)回復した場合は陽性である。
しかしながら,こうした改善は他の神経筋障害でもみられるため,陽性結果は重症筋無力症を決定づけるものではない。
この検査によりコリン作動性クリーゼが悪化し,筋力低下が生じることもある。
検査の際には,心肺蘇生装置およびアトロピン(解毒薬として)を用意しておく必要がある。

抗コリンエステラーゼ検査が明らかに陽性であっても,確定診断には血清中抗アセチルコリン受容体抗体濃度,
筋電図検査(EMG),またはその両方が必要である。
抗体は,全身性筋無力症患者の90%に認められるが,眼筋型では50%にしかみられない。
抗体濃度と疾患重症度との間に相関性はない。
反復刺激(2〜3/秒)を用いたEMGでは,60%の患者で複合筋活動電位反応の振幅が大きく減少する。
単線維EMGではその値が95%以上向上する。

筋無力症と診断された場合には,胸郭のCTまたはMRIを実施し,胸腺腫の有無を確認すべきである。
重症筋無力症に関連して高頻度にみられる自己免疫障害(例,ビタミンB12欠乏症,甲状腺機能亢進症,RA,SLE)
のスクリーニングのために,他の検査も実施する。
ベッドサイドの肺機能検査(例,努力肺活量)は,切迫呼吸不全の検出に有用である。
筋無力症クリーゼの患者については,引き金となった感染の有無を評価することが必要である。

重症筋無力症の治療 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
呼吸不全の患者には,挿管および機械的換気が必要である。
抗コリンエステラーゼ薬およびプラスマフェレーシスは症状を緩和する;
コルチコステロイド,免疫抑制薬,および胸腺摘出術は,自己免疫応答の重症度を軽減する。
先天性筋無力症患者には,抗コリンエステラーゼ薬および免疫調節治療は効果がないため,避けるべきである。

重症筋無力症の対症療法 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
抗コリンエステラーゼ薬は対症療法の主力であるが,基礎にある疾患プロセスを変化させるわけではない。
さらに,全ての症状が軽減することはまれであり,これらの薬に対して筋無力症が不応性を示すようになることがある。
最初はピリドスチグミンを30〜60mg,経口にて3〜4時間毎に投与し,症状に応じて最大180mg/回まで増量する。
とりわけ朝に重度の嚥下困難を来す患者は,夜に長時間作用型180mgカプセルを服用させるのもよいが,
こうしたカプセルは次第に効かなくなる傾向がある。
非経口療法が必要な場合には(例,嚥下困難のため),ネオスチグミン(1mg=ピリドスチグミン60mg)で代用してもよい。
抗コリンエステラーゼ薬により腹部痙攣および下痢が生じることがあるが,
これには経口アトロピン0.4〜0.6mgまたはプロパンテリン15mg,1日3〜4回を投与する。

コリン作動性クリーゼは,過量のネオスチグミンまたはピリドスチグミン投与により生じる筋力低下である。
軽度のクリーゼは,筋無力症の悪化との鑑別が困難なことがある。
通常,重度のコリン作動性クリーゼでは,過度の流涙,流涎,頻脈,および下痢が生じるが,重症筋無力症ではこうした症状は起こらない。
これまで治療が奏効してきた患者の増悪に対するアプローチについては異論が多い。
筋無力症クリーゼの場合のみ筋力が改善するという理由で,エドロホニウム試験が有用と考える専門家もいる。
単に呼吸補助を開始し,数日間抗コリンエステラーゼ薬を中止してみることを勧める専門家もいる。

免疫調節治療 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
免疫抑制薬は自己免疫応答を阻害し,疾患の経過を遅らせるものの,症状を速やかに軽減するものではない。
静注免疫グロブリン400mg/kg,1日1回を5日間続けると,70%の患者は1〜2週間で改善する。効果は1〜2カ月持続することもある。

多くの患者には,維持療法としてコルチコステロイドが必要だが,筋無力症クリーゼに対する迅速な効果はあまりない。
半数以上の患者は,高用量コルチコステロイド開始後に急激な悪化を示す。
最初はプレドニゾン20mgを経口にて1日1回投与し,2〜3日毎に5mgの割合で最大60〜70mgまで増量した後,
1日おきに投与する。改善には数カ月を要することがある;その後は最低必要量まで減量すべきである。
 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

アザチオプリン2.5〜3.5mg/kg,1日1回の経口投与はコルチコステロイドと同様に有効な場合があるが,
何カ月も続けても大きな効果が得られない場合もある。
シクロスポリン2〜2.5mg/kg,1日2回の経口投与により,コルチコステロイドの用量を低減できることがある。
これらの薬物については,通常通りの注意が必要である。
その他有効かもしれない薬物として,メトトレキサート,シクロホスファミド,ミコフェノール酸モフェチルなどがある。

胸腺摘出術は,60歳未満の大部分の全身性筋無力症患者にとって選択肢の1つであり,
胸腺腫を有する全ての患者に対して実施すべきである。
術後は80%の患者が寛解するか,または維持療法における用量低減が可能である。
筋無力症クリーゼ時および難治性患者の胸腺摘出術前には,プラスマフェレーシスが有用なことがある





特集:重症筋無力症③ = 神経疾患、末梢神経障害 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能

重症筋無力症
末梢神経と筋肉の接ぎ目(神経筋接合部)において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患。
全身の筋力低下、易疲労性が出現し、特に眼瞼下垂、複視などの眼の症状をおこしやすい
眼の症状だけの場合は眼筋型、全身の症状があるものを全身型
嚥下が上手く出来なくなる
重症化すると呼吸筋が麻痺し、呼吸困難を来す

重症筋無力症
2006年の全国調査では、有病率は人口10万人あたり11.8人、患者数は15,100人
男女比は1:1.7で女性に多い
発症年齢は、5歳未満に一つのピークがあり全体の7.0%
その後、女性では30歳台から50歳台にかけてなだらかなピークがあり、
男性では50歳台から60歳台に発症のピークがある。
特別な地域や職業歴と重症筋無力症発症の因果関係はない。

重症筋無力症
神経筋接合部の筋肉側(信号の受け手)に存在するいくつかの分子に対して自己抗体が産生され、
神経から筋肉に信号が伝わらなくなるために筋力低下が起こる。
自己抗体の標的として最も頻度の高いのがアセチルコリン受容体で全体の85%程度、
次に筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)で全体の数%と考えられている。
残りの数%(全体の10%未満)の患者では、どちらも陽性にならない。
一方、抗アセチルコリン受容体抗体を持つ患者さんの約75%に胸腺の異常(胸腺過形成、胸腺腫)が合併する
何らかの胸腺の関与が疑われている。

重症筋無力症
遺伝しない。
遺伝する筋無力症=先天性筋無力症候群=神経筋接合部にある特定の分子の遺伝子変異による疾患
自己免疫性の重症筋無力症は遺伝をすることはない。

重症筋無力症 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
筋力低下と易疲労性が症状
この二つの症状は、骨格筋であればどこにでもあらわれる
特に眼瞼下垂、複視などの眼の症状がおこりやすい
発語や嚥下障害などの症状が目立つ患者さんもいる。
四肢筋力低下が強い患者さんもいる。
症状が悪化すると、呼吸筋麻痺により呼吸ができなくなる。

重症筋無力症 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
対症療法と根治的な免疫療法がある。
対症療法=コリンエステラーゼ阻害薬=神経から筋肉への信号伝達を増強する薬剤=一時的な対症療法
治療の基本=免疫療法=病気の原因である抗体の産生を抑制、取り除く治療。
抗体の産生を抑制するもの=ステロイド薬、免疫抑制薬=飲み薬、点滴として使われる。
その他、抗体を取り除く血液浄化療法、大量の抗体を静脈内投与する大量ガンマグロブリン療法などがある。
患者さんの体の抗体産生能を非特異的に押さえたり、全部の抗体を区別なく除去する治療=疾患特異的な治療ではない。
胸腺の異常として、胸腺腫を合併する場合は、まず外科的にこれを取り除く必要がある
胸腺腫は早期に発見されば場合は、一括して切除でき、生命予後の良い腫瘍である。
胸腺過形成=胸腺にリンパ球成分が入り大きくなる場合=胸腺過形成に対する胸腺摘除術はしない。

重症筋無力症 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
特異的な病気のマーカーである自己抗体(アセチルコリン受容体抗体、MuSK抗体)の測定が可能になり(検査会社に委託)、
早期診断・早期治療が行われるようになった=予後は比較的良好
約半数の患者は、発症後に日常生活や仕事の上で支障のない生活を送ることができる。
その中で、完全に治療が不要になる人は6%程度で、その他の患者さんは治療を継続する
一方で、治療によってもあまり改善のない患者が10%ほどいる。

重症筋無力症 = 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用可能
ステロイド薬や免疫抑制薬を服用中であっても、少ない量で病状がコントロールされていれば健常人と何ら変わることの無い生活を送ることが出来る。

続く







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東洋医学(漢方薬・鍼灸)専門 大山漢方堂薬局(同鍼灸治療室)では、

現在、西洋医学単独では手が届かず、充分な成果が期待できなかった疾患領域(難病)に対して、
東洋医学(漢方薬・鍼灸)・自然療法・補完代替療法の力を活用して効果を上げていく、
統合医薬学、統合療法が、大山漢方堂薬局(同鍼灸治療室)の特色になっています。

大山漢方堂薬局(同鍼灸治療室)の実践する統合療法の目的は、
東西の英知(過去から現代までの医学薬学医療情報=漢方薬・鍼灸の古典、成書、漢方湯剤の使用経験、現代の臨床経験、補完
代替療法の臨床経験)
を集めて、最も有効と考えられる東洋医学(漢方薬・鍼灸)、自然療法、補完代替療法を提供することです。

大山漢方堂薬局(同鍼灸治療室)では、
神経疼痛(慢性疼痛・痛覚過敏状態・線維筋痛症・神経障害性疼痛)や脳血管障害後遺症、重症筋無力症などの神経変性疾患(神経難病)、
関節リウマチやシェーグレン症候群などの膠原病、気管支喘息などの慢性呼吸器疾患、潰瘍性大腸炎やクローン病、アトピー性皮膚炎など自己免疫疾患、
尋常性乾癬の患者さんの症状が安定しない方々、更年期障害や不妊症のような女性特有の病気などの患者さんに対して
西洋医学的治療だけでは充分な回復が得られない方々からのご相談をお受け致しております。
また、高齢者の認知症や歩行困難、肺炎、冷え、しびれ、排尿障害など年齢と共に増えてくる病気の患者さんのご相談もお受け致します。

繰り返しますが、大山漢方堂薬局(同鍼灸治療室)では、
現在、西洋医学単独では手が届かず、充分な成果が期待できなかった疾患領域に対して、
東洋医学(漢方薬・鍼灸)、自然療法、補完代替療法の力を活用する統合医薬学、統合療法の確立を目指しています。
基本的に、どの様な疾患のご相談もお受け致しますが、非常に有効性が高い疾患とあまり効果が期待できない疾患があることも事実です。
そこで、大山漢方堂薬局(同鍼灸治療室)へのご相談が多い疾患、調合漢方薬、鍼灸、経絡ツボ療法で、効果を上げている疾患をいくつかご紹介します。

①認知症(アルツハイマー病、脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症(ピック病)、パーキンソン病、てんかん)
特に、認知症、てんかんの患者さんに伴う精神症状の改善、QOL(生活の質)の向上に効果を上げています。
高齢者の認知症では、物忘れの他に精神的に不安定になる、物を取られたなどの妄想が生じる、
あるはずのない物が見えて怯える、など様々な異常な精神症状が発症して患者さんの家族の負担が大きくなります。
この様な患者さんに、大山漢方堂薬局の調合漢方薬(著書:脳を守る漢方薬で、ご紹介)が極めて有効であります。

また、神経変性疾患などの神経難病の患者さんに、よくみられる、頭痛、しびれ、めまい、などの症候に、大山漢方堂薬局の調合漢方薬、
「呉茱萸湯、五苓湯、牛車腎気丸、疎経活血湯、苓桂朮甘湯、釣藤散、続命湯、冠心二号方、芍薬甘草附子湯、桂姜棗草黄辛附湯、
同種加減方、応用処方」が有効であります。 愁訴に苦しむ患者さんに有益です。

②脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)後遺症
特に、脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)後遺症や神経難病に伴う嚥下障害に効果を上げています。
脳血管障害やパーキンソン病などの神経変性疾患(神経難病)では物が美味く食べられない「嚥下障害」が生じやすく、それによって肺炎を起こしたり胃瘻を作ることがあります。
この様な患者さんに、大山漢方堂薬局の調合漢方薬、「半夏厚朴湯合伏令飲加減方、他応用処方」や鍼灸経絡ツボ療法(太谿、足三里、他応用穴)への施術が有効であります。

③慢性呼吸器疾患(Chronic Respiratory Disease, CRD)
=慢性閉塞性肺疾患(COPD)肺気腫、喘息、過敏性肺炎、肺ガン、肺小細胞癌、肺線維症、慢性胸膜疾患、塵肺、肺好酸球増多症、肺塞栓症、サルコイドーシス、睡眠無呼吸症候群
肺性心、気管支拡張症などの急性増悪の予防、慢性呼吸器疾患では、風邪などの急性気道感染をきっかけに病状が増悪し、その繰り返しで次第に身体が弱っていきますが、
この様な患者さんに、大山漢方堂薬局の調合漢方薬、「医王湯加減方、他応用処方」が有効であります。
こうした患者さんの風邪を引く回数、急性増悪の回数を減らしています。

⑤各種がん患者さんのサポート
手術療法、抗がん剤治療、放射線治療などの副作用軽減、各種免疫療法(体力、生命力、抵抗力増強、再発転移予防)、緩和ケア、生活の質QOL改善、
延命=養生(ようせい=命を養い伸ばす=最後まで通常の生活を続けながら「がんと共存」寿命を延ばし全うする)、
補完代替医療 (CAM=Complementary and Altemative Medicine)の解説



2020
Sun R&D Institute for Natural Medicines Co.,Inc.
President & Chairman
Meister of Medical Science
Dr. YASUHIRO KOMATSU (Ph.D)


 2016 小松靖弘先生 近影 

2020
大山漢方堂薬局 大山鍼灸院 大山宗伯東洋医学記念館 顧問
サン自然薬研究所長 順天堂大学医学博士 小松靖弘先生 ご紹介 


  




漢方を現代病に活かす! 漢方専門 大山漢方堂薬局では、
「患者様の症状、体質、病態に、よく適合した、より効果的な漢方薬
(生薬、薬草、薬用動植物、健康食品)を、調合致しております。」
「まずは、お電話ください。 0283-22-1574(大山漢方で、イゴ(不安)ナシ)」


 最新の鍼灸医学(鍼灸、経絡、ツボ療法の実際)

大ベストセラー 光文社・カッパブックス

    

認知症・アルツハイマーは、もう怖くない 「脳を守る漢方薬」 岡山大学 医学博士 大山博行 著


cf.

大山博行(おおやまひろゆき)
Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D).

研究業績

岡山大学医学博士(分子細胞医学) 徳島大学薬学修士(生物薬品化学)


  

 

Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D)
Depertment of Neurochemistry, Institute for Neurobiology,
Okayama University Medical School
( Director : Professor Akitane Mori )
March 28, 1995

          


Free Radicals in Brain Physiology and Disorders
An International Conference
Held in Celebration of the Retirement of Professor Akitane Mori

    

August 4 and 5, 1995
International Convention Center PAMIR,
Tokyo, Japan


    




漢方専門 大山漢方堂薬局 厳選漢方薬



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お買い求めの際には、漢方を現代病に活かす 漢方専門 大山漢方薬局に、お気軽にご相談ください。

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とお話ください。

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大山漢方薬局に、直接、お電話、FAX、E-mail にてご用命ください。
お電話:0283-22-1574、FAX:0283-22-1607、E-mail:ohyama@poem.ocn.ne.jp
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*漢方薬のご服用に関しましては、
「使用上の注意」をよく読み、「用法・用量」をよく守り、適切にご服用ください。

また、今回、始めて、漢方薬のご服用を希望されるお客様は、
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(大山漢方薬局 / 無料漢方相談電話 0283-22-1574 / 9:00~19:00)

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以上、よろしくお願い致します。

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 2018 漢方薬局 大山漢方堂薬局

  



「やっぱり、漢方薬は、厳選された生薬を、症状、体質に合わせて、専門家に調合していただき、煎じて飲むのが一番ですね。」
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