漢方専門 大山漢方堂薬局、大山鍼灸院、大山宗伯東洋医学記念館鍼灸治療室(新館)(栃木県佐野市)のご紹介
2020.10/4(日) 薬局開設者 医学博士大山博行さん  韓国のインターネットテレビ局 MBN-TV さんのインタビューより

漢方を現代病に活かす大山漢方堂薬局TEL: 0283-22-1574
鍼灸を現代病に活かす大山鍼灸院 TEL: 0283-22-1389
大山宗伯東洋医学記念館鍼灸治療室(新館) TEL: 0283-23-8454
メンタルヘルス・カウンセリング 臨床心理学 心の健康相談室 TEL: 0283-22-1607
最終更新日は、2024年(令和6年)10月7日(月曜日)です。Last Modification Time. Monday,October 7.2022.

 大山漢方堂薬局(正面)2020.10/4 現在

地元の人でにぎわう佐野厄除け大師通り中央、日本基督教団 佐野教会隣に、「大山漢方堂薬局(大山鍼灸院併設)」はある。
薬局開設者で、医学博士の大山博行さんは、東洋医学(漢方薬、鍼灸)を専門としている。
同薬局、鍼灸院には、不妊症やニキビ、アレルギーなど慢性疾患で悩み、
さまざまな医院、薬局を渡り歩いてきた患者さんが数多く通っている。
また未病、つまり病気になる前の段階のちょっとした不調にも、漢方・鍼灸が用いられる。
体がだるい、食欲がない、疲れがとれないなどの症状の改善をめざしている。
さらに東洋医学(漢方薬・鍼灸治療)は、患者さんの体全体を診て病の原因を探るので、
症状の改善だけでなく、体の調子を整えること(体質改善)も期待できる。
漢方薬は、顆粒状、細粒状のエキス剤と丸薬、生薬を調合した煎じ薬があり、患者さんのご希望に沿って調合してくれる。
また、インターネット上の問診票で、漢方相談の予約ができ、その人に合った漢方薬を、選別してもらえる。
長年、東洋医学(漢方薬・鍼灸)に取り組んできた大山さんに、東洋医学(漢方薬・鍼灸)の持つさまざまな魅力を聞いた。



写真:2020.10/4(日) 東洋医学(漢方薬・鍼灸)の魅力、得意とする病気(病態、症状、効能、効果)を語る大山博行さん

①症状だけでなく体全体を診る東洋医学(漢方薬・鍼灸)
基本的に治療には、漢方薬と鍼灸を用います。
東洋医学と西洋医学の一番の違いは、西洋医学では患者さんの症状に焦点を当てて治療するのに対して、東洋医学では患者さんの体全体を診るという点です。
例えば、血圧が高い場合、西洋医学では血圧を下げる薬を処方して終わりですが、東洋医学では患者さんの体のどこかにひずみがあるから血圧が上がるのだと考え、
そのひずみを治せば血圧も下がり、体全体の治療になると考えます。この考えだと、漢方は、血圧だけでなく体全体の調子を整えることまで目的にしているんですね。
これが漢方の一番の特徴です。

やはり、いろいろ治療法を試してみたけれど、なかなかよくならないという、慢性疾患に悩んでいる患者さんが多いですね。
クチコミや人からの紹介、あるいはインターネットで見て来た。という方も少なくありません。
不妊症やニキビなど重症の方が多く、どなたか良くなるとそれを知ってまた、ということがよくあります。
ニキビは西洋医学だと薬を塗ってニキビを抑え込むわけですが、体の内側に原因があるニキビの場合、
薬をやめるとまた悪化したり、治りが今ひとつだったりします。東洋医学(漢方薬・鍼灸)は、そういうニキビにも対応できるんです。

女性の患者さんのほうが多いですね。漢方は未病といって病気になる前の段階、ちょっとした不調に対しても調合することができます。
西洋医学では病気の名前がつかないと薬が出てきませんが、不定愁訴、肩凝りやストレスなど病名のつけにくい症状に対しては漢方のほうが優位でしょう。
生理痛、月経異常(月経不順、頻発月経、過多月経、過少月経、無月経、PMS)、更年期障害など、漢方薬は、女性特有の症状に、最も適した薬でもあります。

②体質に合えば、おいしく飲める漢方の煎じ薬
患者さんの気になっていることをすべて伺うことですね。 ここへおいでになる患者さんは、他の医院や薬局、鍼灸院にかかってもよくならなかった経験を持つ場合が多く、
「思っていることを、十分に聞いてもらえなかった」という不満をお持ちの方が多いようです。こちらとしても、患者さんの情報は多ければ多いほど良いので、
すべてお話しいただけるよう努めています。患者さんにとっては取るに足らないことですが、こちらにとっては大きなヒントになることもあります。
こんなつまらないことと思わず、話していただきたいですね。



大山漢方堂薬局(店内) 2020.10/4 現在

処方箋があれば、保険の適用される漢方薬もありますが、基本的に、大山漢方堂薬局の漢方薬、鍼灸治療は自費です。
特に、調合漢方薬(オーダーメイド)、生薬を使った煎じ薬は、自費になります。
いわゆる顆粒の漢方薬と煎じ薬(厳選された生薬調合)の違いは、インスタントコーヒーと豆のコーヒー(厳選された生豆を、焙煎、挽いて入れたコーヒー)
の違い と言ったらわかりやすいでしょうか、 ですから、効能的には、煎じ薬をお勧めしたいところですが、患者さんのご希望を伺っています。
生薬は、お米と同じようにランクがあって、良い生薬を使わないと効果が期待できません。
そして良いものは安くはないのが難しいところです。

穏やかというのは、あてはまらないかもしれません。体質改善をめざしているような、慢性疾患の場合、症状が改善されるまで時間がかかります。
一方で、こちらが驚くほど早く変化が現れる場合もあります。 よく良薬は口に苦しといいますが、 漢方の煎じ薬(生薬調合)は、
もし体に合っている薬ならば、苦い薬でも意外とするりとおいしく飲めるものなんです。 体が欲しているからでしょうか、
口に甘し(おいしい)とまでいうと大げさになりますが、それも漢方の良いところだと思います。

③ちょっとした不調や慢性の症状にも適している漢方薬
私が、東洋医学(漢方薬・鍼灸)と出会ったのは、おそらく生まれてからすぐです。
祖父、父が、東洋医学(鍼灸・漢方薬)が好きで、私の身体は、いつでも、どこでも、なんにでも、東洋医学(漢方薬・鍼灸)を試す、実験材料のようなものでした。
真剣に東洋医学(漢方薬・鍼灸)を学びだしたのは、大学に入ってから薬用植物、生薬学を学び、卒業後、鍼灸学校に通い、
薬剤師、鍼灸師、あんま・マッサージ・指圧師の国家資格を取りました。でも本格的に勉強しようと思ったのは、大学、大学院を卒業して、
漢方のツムラに入社して、本社企画開発室漢方製剤開発部に配属されてからですね。
私のテーマは、脳の老化と病気、つまり、てんかん、認知症、脳血管障害、パーキンソン病などの神経変性疾患に対する漢方薬の効果を専門に学びました。
また、漢方薬は、臨床の場では、がんなど西洋医学の力ではどうにもならない患者さんの多さに驚きました。そういう患者さんでも症状を和らげるために漢方を使用できます。
それを、目の当たりにして、ツムラと関係が深い、北里大学東洋医学総合研究所(大塚恭男先生、丁宗鐵先生)、富山医科薬科大学和漢薬研究所(寺澤捷年先生)、
聖光園細野診療所(坂口弘先生、中田敬吾先生)、渋谷診療所(山田光胤先生)、矢数道明先生、藤平健先生、伊東清夫先生などなど、
1985年から1995年当時に、ご活躍の高名な漢方医の先生方から、大変貴重な、漢方の臨床経験談をお伺いすることができました。
このことは、もちろん、当時の私の使命である新しい漢方製剤の開発に重要なお話でしたが、その後の私自身(大山漢方堂薬局)にとって、
何事にも代え難い、唯一無二の経験でありました。(感無量です。)

気をつけているのは睡眠と運動ですね。夜は12時までには寝るように心がけています。仕事中はどうしても座りっぱなしになりますので、昼休みには散歩をするようにしています。
栃木県佐野市は、関東の小京都と呼ばれ、調べると面白いところがたくさんあるんです。 後はバランスの取れた食事をとることぐらいでしょうか。
それと、もちろん漢方薬です。 自分でも体調を崩した時など漢方薬を飲んでいます。 最近は、ウイルス感染予防のために毎日朝1回、調合漢方薬を煎じて飲んでいます。

水をたくさん飲むことを推奨する健康法があるようですが、私は水分は取りすぎないようにと皆さんに言っています。もちろん必要な量は取らなければいけませんが、
余分な水分を取ると「水毒」という状態になりやすいのです。 今は、「水毒」の体質の人がとても増えています。そのせいで冷え性やめまい、耳鳴り、生理痛、食欲不振など起こしているのに、
さらに水分を取ってしまったら病気は治りません。 自分が水毒かどうか診断する一つのめやすとしては、夜型かどうか。水は温めにくく冷めにくいという性質を持っているため、
朝はエンジンがかかりにくく、一度温まった後は夜まで元気が続くのが特徴の一つです。水毒に限らず、そんなことがと思うような些細なことが、何か病気のサインかもしれません。
ちょっとした不調があったら、あるいは、なかなか治らない慢性の症状があったら、一度、大山漢方堂薬局に、お訪ねください。お力になれるかもしれません



大山宗伯東洋医学記念館 東洋医学の歴史資料室 2020.10/4 現在

東洋医学(漢方薬・鍼灸)における「証」とは、
西洋医学では、病名を診断しますが、東洋医学(漢方・鍼灸)では、病気ではなく個人に焦点を当て患者さま自身に合わせた治療を行います。
なぜかというと病名が同じであっても、体質や抵抗力・体格・症状などは人によって千差万別であるからです。
その人がもつ個性を「証」という方法によって診断します。当薬局、鍼灸院では、患者さまの体質や個人差をより重視して証を行い、
適した鍼灸治療、経絡ツボ療法、指圧マッサージ治療を実施、適した漢方薬を調合致します。

「漢方専門 大山漢方堂薬局で、調合する漢方薬について、」
漢方薬は、西洋医学で処方される薬剤とは大きくことなります。
一般的に、漢方薬は生薬といわれる成分のうちのいくつかの種類を混ぜ合わせて使われます。
患者さまの使用目的や体質などによって、使用する種類や分量、混ぜ合わせる配分また服用方法や時間などが異なってきます。
主成分である生薬とは、天然成分である動植物や鉱物を原料とし、これらにあまり手を加えずに使用するものをいいます。
現在、使われている生薬は、ほとんどが植物性のものであります。生薬は、明治時代までは、きぐすりと呼ばれていました。
多くの場合単独で用いられることはありません。いくつかの生薬を、専門家によって決められた配合で、
決められた方法で内服してはじめて漢方薬であるといえます。
逆に言えば、この組みあわせの妙こそが漢方薬のきもであるともいえるでしょう。

「漢方専門 大山漢方堂薬局の調合漢方薬と一般のできあいの漢方薬の違い」
最近では、漢方薬は一般的なものになってきており、一部のものはドラッグストアなどでも気軽に買えるようになりました。
では、漢方専門 大山漢方堂薬局で調合する漢方薬と、それらの漢方薬とでは、どんな違いがあるのでしょうか。その違いは、「証」にあります。
西洋医学では、「風邪ならばこの薬」、「胃痛にはこの薬」といったように、症状に合わせて薬がきまっています。
しかしながら漢方では、症状ではなく患者さまの状態を診ます。そしてひとりひとりにあった施術や調合を行うのです。(方証相対)
「証」とは、患者さまの個々の体質や体力によってことなるもので、「陰証と陽証」、「表証と裏証」など、さまざまな証があります。
一般的によく聞かれるものが「虚証と実証」です。 これはその人の外見や体力をあらわすもので、証の基本となります。
これらの「証」に適切な漢方薬を用いることで、はじめて効果があると考えられています。
やみくもに漢方薬を口にしたとしても、それが適切な「証」でなければ効果がないのです。
そういった理由から、漢方薬の服用を希望する場合は、専門家に調合してもらうことをお奨めします。

「大山漢方堂薬局(大山鍼灸院併設)の東洋医学(漢方・鍼灸)の診察法」
①問診:会話により患者さまの状態を伺います。
いろいろ質問するだけでなく患者さまからもお話を伺います。
現在の症状だけでなく普段の体質や症状などにも注意深く耳を傾けていきます。
②切診:直接患者さまの体にふれます。(舌診、腹診、脈診)
脈のリズムからみる脈診と、お腹にふれる腹診とがあります。
当鍼灸院では診療台に横になってもらったうえで行います。
③望診:患者さまの状態を目で見ることによって診断します。
具体的には目や舌の色。爪の色や形などの状態だけでなく、顔色や体型等を総合的に診ながら診断を立てていきます。
④聞診:患者さまに耳を傾けることで行う診断です。
声の大きさやはり、呼吸音などに耳を傾けます。

「大山漢方堂薬局、大山鍼灸院に、ご相談の多い疾患と解説」
①アレルギー②食欲不振③消化器疾患(胃炎・胃潰瘍・機能性胃腸症・過敏性腸症候群など)④関節リウマチ
⑤不妊症⑥更年期障害⑦ニキビ⑧生理痛⑨冷え性⑩副鼻腔炎(蓄膿症)⑪扁桃炎⑫気管支喘息
⑫がん(手術、抗がん剤、放射線治療の副作用軽減)



大山宗伯東洋医学記念館 鍼灸治療室 2020.10/4 現在

各論

①アレルギーの悩み
東洋医学(漢方薬・鍼灸)による、アレルギー疾患治療がお勧めであるのは次のような人です。
まず、西洋医学治療をすでに行っているが、中止すると元に戻ってしまったり、悪化してしまったりする人。
また、薬を飲むと症状が収まるが、副作用のため服薬を続けられない人、
ある程度良くなったが鼻水など他のアレルギー症状が改善しない人などです。
西洋医学が、症状を抑えることに着目しているのに対し、漢方ではアレルギー体質の改善を目標としています。
漢方薬・鍼灸治療によってアレルギー体質の改善を行うことは十分可能です。
しかしながら、現在生じているアレルギー症状が軽症または中症まではある程度対応可能ですが、
それ以上重くなると西洋医学的処方(病院から処方された合成新薬)と併用することもあります。
いずれにしても、アレルギー症状は放置すると進行することがあるため、はやめのご来店をおすすめします。
とくに花粉症はシーズン前の来院が大切です。

②食欲不振の悩み
食欲不振で悩んでいる人は多くいます。
食欲不振による漢方治療が向いている人は、西洋医学治療をすでに行っているが、中止すると元に戻ってしまったり、悪化してしまったりする人です。
また、薬を飲むと症状が収まるが、副作用のため服薬を続けられない人、ある程度良くなったがまだ症状が改善しない人などです。
西洋医学的な処方によって食欲不振を一時的に改善することはできます。しかし、多くの場合服薬を中止すると元に戻ってしまうようです。
それは結局、体質が改善されていないためです。漢方では低下してしまった機能を正常に近づけ、消化器だけでなく全身がより健康になるように治療を行います。
とくに、自律神経系統の乱れによる食欲不振やストレス性の食欲不振に効果が大きいようです。
単なる食欲不振にとどまらず、疲れがとれない、すぐに横になる、朝起きられない、いつもふらつく
などの症状を合併する場合は、消化器だけでなく全体の体質改善が必要になります。
これらの場合治療に時間がかかることもしばしばです。

③消化器疾患の悩み (胃炎・胃潰瘍・機能性胃腸症・過敏性腸症候群など)
つらい消化器症状を抑えるのに漢方薬は大きな役割をはたします。
西洋医学では、制酸剤をはじめとする各種薬剤が処方されますが、これは症状を一時抑えることを目的としており、本質的な改善には至っていません。
胃炎をはじめとする消化器症状はストレスが関与することが多いために、体質やストレスをコーピングしないことにはこれらの症状はなかなか良くなりません。
とくに、大きな異常がないにもかかわらず症状が生じる機能性胃腸症の改善には、心身の状態を総合的に捉える漢方治療がよく効くことが多いようです。
また、便秘によって生活に大きな支障をもたらされるほど悩んでいる人は多いものです。
生活習慣や食生活などの改善を行うと同時に、体質改善を行う調合漢方薬を併用することで、便秘症状の改善を目指していきます。



大山宗伯東洋医学記念館 東洋医学の歴史資料室 2020.10/4 現在

④関節リウマチの悩み
関節リウマチをはじめとする免疫疾患の多くが、女性に発症します。
こういった免疫疾患には、悪化誘引があります。具体的には不規則な生活、睡眠不足、疲れをためる、ストレスをためる等です。
仕事が忙しく食事を抜く等、身体・精神的に強いプレッシャーが加わったときに悪化しやすいといわれています。
また、こういった免疫疾患は完全に治癒するのが難しいため、寛解という概念が用いられています。
いくつかの病気は、難病指定されているものもあり、西洋医学的治療では限界があるといわざるをえません。
漢方治療を併用することによって、免疫力を高め体質改善をはかり、悪化しづらくすることをサポートしていきます。
これまで西洋医学ではどうにもならなかったという患者さんにとってひとつの選択肢となります。

子宝の悩み
東洋医学(漢方薬・鍼灸)による治療は、不妊治療の大きな一助をはたします。
妊娠や出産にまつわるホルモンバランスは非常にデリケートであり、ちょっとしたストレスや環境の影響を大きく受けやすいものです。
不妊の原因は、ひとつではありません。そのため、心身のバランスを整えることで、妊娠しやすい体質づくりを目指していきます。
とくに、「冷え」は不妊の大敵と考えられています。 骨盤周囲の血流を促進させるだけでなく、全身の冷えを改善させることによって、
受精しやすく、また受精卵が育ちやすい環境を整えていきます。 また当然ながら生理不順なども改善されていきます。
西洋医学では、不妊治療は、女性に多大な「心身的、精神的ダメージ」を与えますが、
漢方薬による治療はそういった痛みや苦痛が少ないといったメリットもあります。
ストレスが少なく、治療効果が大きいのが東洋医学(漢方薬・鍼灸治療)の利点です。

更年期障害の悩み
更年期障害とは、卵巣機能の低下によるエストロゲン欠乏、特にエストラジオールの欠乏に基づくホルモンバランスの崩れにより起こる症候群といわれています。
女性では、閉経(50歳前後)に女性ホルモンであるエストロゲンが低下することによって発生します。
更年期障害と診断される人は、更年期女性の2-3割とされており少なくありません。
症状は多岐にわたりますが、心身の不調がおもです。
漢方では、自律神経失調症様の症状、たとえば、動機、血圧変動、腹痛、微熱、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、多汗、頭痛、めまい、耳鳴り、
肩こり、不眠、疲労感、口の渇き、のどのつかえ、息切れ、下痢、便秘、腰痛といった心身の不調和を総合的に解消していきます。
また、精神的な安定ももたらされます。



大山宗伯東洋医学記念館 鍼灸治療室 2020.10/4 現在

⑦ニキビの悩み
ニキビは、年齢にもよりますが体質によっても左右されるため、西洋医学で完全に改善することは困難です。
多くの場合は、内服薬を飲んでいる間や塗布薬を塗っている間は抑えられていても、治療をやめると元に戻ってしまう、というものです。
漢方治療であれば、こういったニキビ体質の改善が可能です。ニキビは炎症や熱がこもることによって悪化や化膿していくことが知られています。
漢方治療ではこれらの体質を改善し、ニキビができにくい体質づくりをしていきます。

⑧生理痛の悩み
生理痛の原因はいくつかありますが、おもなものは月経血を排出するときの子宮の収縮によるもの、
ホルモンバランスのくずれによる骨盤内のうっ血、経血による全身の血行の悪化、それに伴うストレスなどがあげられます。
症状は、下腹部の痛み、肩こり・むくみ・吐き気・イライラ等。 人によっては下半身の血流不良による腰痛や、頭痛など多岐にわたります。
月経が始まって2~3日目の量が増えるころが症状のピークです。 しかし、生理痛といっても、痛みの程度、症状、痛む場所など、
同じ女性であっても千差万別ですから、その方に適した鍼灸治療、その方に適した漢方薬が必要になります。
つまり、その方に適した生薬、薬草を撰び、調合することで、血流を改善し体を温めていきます。
その方の体質・症状に合わせて、細やかな調整を行える点が、調合漢方薬(オーダーメイド)の良い所です。

⑨冷え性の悩み
多くの女性が冷え性に悩まされていますが理由はさまざまです。
全身が冷える方は、新陳代謝が低下しているタイプであることが多く、この状態をエネルギーが低下している「気虚」と呼ぶことがあります。
随伴症状として疲れやすさやだるさなどがあり、すぐに風邪をひいてしまうというような方は気虚であることが多いようです。
漢方薬では、胃腸機能を改善し新陳代謝促進、免疫賦活する薬が有効です。また、全身ではなく手足だけ冷えるという方もいます。
こういう方は血行障害を伴っていることが多いので、それに適した漢方薬を用いることになります。
西洋医学では、冷えを病気としては捉えませんが、東洋医学(漢方薬・鍼灸)の世界ではさまざまな病気を引き起こしやすい原因のひとつと捉え、
未病を治すつもりではやめに治療していきます。 冷え性は、お灸が特に効果的です。



大山宗伯東洋医学記念館 鍼灸治療室 2020.10/4 現在

⑩副鼻腔炎(蓄膿症)の悩み
副鼻腔炎はとくに小児に多く、毎年1000万人以上が発症している身近な病気です。
鼻の炎症が副鼻腔にまで及んだ状態を副鼻腔炎と呼び、症状は、頭痛、鼻づまり、歯痛、目の奥や目の間など痛みなどです。
漢方薬は、通常の副鼻腔炎の治療をしても全く治らない小児にとく良く効きます。
血液循環を改善させて、傷ついた状態の副鼻腔や鼻の中の組織を修復して改善させていきます。

⑪扁桃炎の悩み
扁桃炎は扁桃付近に、口の中の常在菌が活動して炎症を起こす病気です。
扁桃腺炎ともいわれることもあります。常在菌には溶連菌やブドウ球菌、肺炎球菌などがあり、
溶連菌感染の場合はとくに合併症を起こしやすいことがしられています。他にウイルス感染で起こることもあります。
主に免疫力の低い小児期に起こりやすいですが、原因となる菌は常在菌であるので、体力が低下した際などに再発することもよくあります。
扁桃炎の腫れや発熱、扁桃腺炎を繰り返す方に体質改善の漢方薬が効果的です。
扁桃腺炎を繰り返す方で、摘出手術をしたくない方にもおすすめです。
漢方薬は、小児に多い扁桃腺炎や慢性扁桃腺炎の予防や急性扁桃炎の痛み、発熱の改善にも効果的です。

⑫気管支喘息の悩み
気管支喘息は、息を吐くときに「ゼイゼイ」「ゼロゼロ」「ヒューヒュー」といった音がする病気で、気管支という、のどと肺をつなぐ通路が狭くなるために生じます。
朝方や季節の変わり目、たばこの煙やハウスダストを吸い込んだとき、雨や台風などの時に繰り返すようならば、喘息である可能性が高いといえます。
原因の多くはアレルギーと考えられています。アレルギー体質は遺伝しやすいため注意が必要です。
ひどくなるとちょっとした刺激で気管支が縮まって狭くなり、苦しくなり、発作を生じます。
漢方薬は免疫を刺激して、免疫の働きを高め、こういった発作を起こりにくくします。

⑬がんの悩み、(手術、抗がん剤、放射線治療に関する悩み)
がんの術後に漢方薬を処方するケースは案外多いものです。
この場合は、漢方薬によって治療を行うというわけでなく、西洋薬との併用を行うのが一般的です。
多くの場合、西洋医学による処方や、がんの症状によって低下してしまった機能を補う目的で漢方治療がなされます。
西洋医学では、がん細胞をターゲットに治療が行われているため、患者さまの体力低下や副作用には、あまり焦点が当てられていません。
しかしながら、抗がん剤内服時や手術後は、著しく免疫力が低下しさまざまな感染症にかかりやすくなるだけでなく、本人自体の気力や体力も大きく削がれます。
それを補うのに最適なのが漢方薬なのです。 代表的な症状は、吐き気や食欲不振・下痢・嘔吐といった消化器症状。
また、どうにもならないような全身倦怠感、脱力感などの自覚症状の改善も目指していきます。
総合的に体を元気にしていくことによって、免疫力を改善する目的で漢方治療が行われています。
また手術後というのは、再発予防が大切になりますが、免疫力を高めることによって再発予防を行っていくこともできます。

 医心方:妊娠脈図

大山漢方堂薬局 大山鍼灸院 大山宗伯東洋医学記念館鍼灸治療室
統括主幹 医学博士(岡山大学) 薬学修士(徳島大学) 大山博行(おおやまひろゆき)
Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D)

ご挨拶、President & Chairman, Meister of Medical Science, Dr. HIROYUKI OHYAMA (Ph.D).
大山漢方堂薬局(東洋医学専門(漢方薬・鍼灸)=鍼灸治療室併設)では、現在、地元、近隣の方々をはじめ、
北海道から九州、沖縄県の人まで、日本全国、津々浦々遥か遠方からのご相談者も多くいらっしゃいます。
皆様からのご信頼、本当に、ありがたく思います。 私達は、この事実を謙虚に受け止め、皆様のご期待にそえるよう、
現状に甘んずることなく、日々進歩する東洋医学、最先端の漢方薬、鍼灸治療をご提供できるよう、技術研鑽、情報収集他、
心して、日々、努めております。 漢方薬局店内は狭く煩雑で、ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんが、
どうぞ、お気軽にお入りください。 また、漢方薬と鍼灸治療の併用をお考えのお客様、プライバシーを特に気になさるお客様、
ご家族全員での健康相談を希望されるお客様には、ゆったりとした、鍼灸治療室、健康相談室(カウンセリングルーム)もございます。
どうぞ、ご来店前に、事前予約をお願い致します。0283-22-1574(大山漢方で、イゴ・不安・ナシ)



写真:2020.10/4(日) 厳選された生薬を選び、漢方薬を調合する、大山博行さん

付録

大山漢方堂薬局 大山博行 漢方解説 「漢方薬の剤形について」

①煎じ薬:1日分の生薬を40~60分煎じて服用するもの
②エキス剤:煎じたものを濃縮し、賦形剤を入れ顆粒、錠剤等としたもの
③原末散剤:生薬粉末を混和したもの
④丸剤:生薬粉末を混和し、蜂蜜・でんぷんなどで練って球形にしたもの

付録: 大山漢方堂薬局 厳選漢方薬 漢方丸剤  

「大山漢方堂薬局の漢方丸剤は、様々な利点を持つ漢方薬です」

①粉末そのまま固めたものですので、加熱することで揮発してしまう精油、
水に溶けにくい成分、熱で分解してしまう成分など、形の通り、丸ごと利用できます。
②味・臭いがしにくいため、煎じ薬やエキス剤が飲めない人にもご利用いただけます。
③徐々にとけるため、ゆっくり、穏やかに効きます。
④さらに、煎じ薬やエキス剤に比べ、1日の生薬の使用量が少なく、
生薬を無駄なく使える環境に優しい剤形です。

大山漢方堂薬局 厳選 漢方丸剤 一覧

①駆於血丸、②桃核承気丸、③桂枝茯苓丸、④桂苓加大黄丸、⑤理中丸、⑥乾姜人参半夏丸、
⑦三黄丸、⑧黄連解毒丸、⑨黄解丸加大黄、⑩大甘丸、⑪麻子仁丸、⑫八味丸、⑬六味丸

 写真:江戸時代の薬味箪笥

大山漢方堂薬局、大山鍼灸院
(東洋医学、漢方薬、鍼灸、臨床心理学)
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漢方専門 大山漢方堂薬局 厳選 漢方丸剤 一覧 

①駆於血丸、②桃核承気丸、③桂枝茯苓丸、④桂苓加大黄丸、⑤理中丸、⑥乾姜人参半夏丸、
⑦三黄丸、⑧黄連解毒丸、⑨黄解丸加大黄、⑩大甘丸、⑪麻子仁丸、⑫八味丸、⑬六味丸

  

①大山漢方堂薬局の「便秘」の人に用いる漢方丸剤

体力がある人の頑固な便秘 = 大甘丸

体力やや虚弱または高齢者のコロコロした便の便秘 = 麻子仁丸

のぼせがありいらいらが強い方の便秘 = 三黄丸

便秘があり、於血の症状が著しい方 = 駆於血丸

於血が強く、便秘があり、実熱タイプの方 = 桃核承気湯

於血があり、生理痛、便秘など下腹部の症状の強い方 = 桂苓加大黄丸

②大山漢方堂薬局の「於血」の人に用いる漢方丸剤

便秘はあまりなく、於血症状のある方 = 桂枝茯苓丸


③大山漢方堂薬局の「胃腸症状」のある人に用いる漢方丸剤

のぼせがあり、いらいらする方 = 黄連解毒丸

体力があり便秘がちでいらいらの強い方 = 黄解丸加大黄

冷え性の方の下痢、腹痛 = 理中丸

体力がない方の胃腸虚弱、吐き気などに = 乾姜人参半夏丸

④大山漢方堂薬局の「頻尿、夜間尿」」のある人に用いる漢方丸剤

のぼせやほてりのある方 = 六味丸

手足が冷えやすい方 = 八味丸

  


漢方専門 大山漢方堂薬局 厳選 漢方丸剤 一覧

①駆於血丸、②桃核承気丸、③桂枝茯苓丸、④桂苓加大黄丸、⑤理中丸、⑥乾姜人参半夏丸、
⑦三黄丸、⑧黄連解毒丸、⑨黄解丸加大黄、⑩大甘丸、⑪麻子仁丸、⑫八味丸、⑬六味丸

 写真:江戸時代の薬匙



大山漢方堂薬局 解説 漢方丸剤の製造工程

1)生薬を練る

原料生薬を粉末にします。
 粉末にした原料と結合剤等を撹拌します。
 練合機で撹拌した原料を圧廷機で板状にします。
 この板状になった原料を製丸機にセットします。

2)丸剤の形を作る

 板状になった原料を製丸機にかけ、丸く形成します。
 丸めた丸剤は、受け皿に入れ乾燥します。

3)丸剤の艶出しと選別

 乾燥させた丸剤を艶出し機に入れます。
 ドラムの回転により、
中で丸剤が回転して擦れ合い、
丸剤の表面に艶が出てきます。

乾燥・艶出し工程の終了した丸剤を選別機にかけます。
選別が終わると出来上がりです。

 写真:江戸時代の往診用薬箱

漢方を現代病に活かす 漢方専門 大山漢方堂薬局

各論

厳選 漢方丸剤 

一覧

①駆於血丸
②桃核承気丸
③桂枝茯苓丸
④桂苓加大黄丸
⑤理中丸
⑥乾姜人参半夏丸
⑦三黄丸
⑧黄連解毒丸
⑨黄解丸加大黄
⑩大甘丸
⑪麻子仁丸
⑫八味丸
⑬六味丸

大山宗伯東洋医学記念館(新館)



   

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*漢方薬のご服用に関しましては、
「使用上の注意」をよく読み、「用法・用量」をよく守り、適切にご服用ください。

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(大山漢方薬局 / 無料漢方相談電話 0283-22-1574 / 9:00~19:00)

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以上、よろしくお願い致します。

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