臨床心理(精神分析、心と身体の健康調査) 

クライアント=青羽紬(あおば つむぎ)さん 仮名 37歳 女性 家事手伝い 検査実施日2022.10/13.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること。


(Ⅰ) CMI(肉体的、精神的、社会的に、健康度を評価する)

クライアントの総合判定: 領域Ⅳ 神経症と考えられる(病的ある)
今後の対応: 治療が必要(特に、精神的、社会的、そして肉体的、3つの問題を早急に解決する必要がある。)

CMI各論: 健康度を、細部にわたり評価する。
評価基準: 完全なる健康 0%。②健康 1~30%
③未病、30~50%、50~70% 東洋医学の適応
④病気 70~100% 東洋医学、西洋医学の適応

未病とは、「発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態」 「発病には至らないものの軽い症状がある状態」
自覚症状はなくても検査で異常がみられる場合と、自覚症状があっても検査では異常がない場合がある。

クライアントの身体面 = 総合評価、病気ではないと考えられる(病的でない)
病的:70%以上、
①疲労度(87%) = 病的、重度の過労(疲れきっている) = 精神疲労からきていると推測される。
未病:30~50% 
②泌尿生殖器系(48%) = 未病、生殖器が弱い、= PMS(イライラ、気分が悪い、不安定)、おりもの過多、生理不順 = ホルモンバランスが悪い
③皮膚(45%) = 未病、皮膚が弱い、弱点 = 顔が赤い、顔がむくむ、キズが治りにくい、敏感で負けやすい = ホルモンバランス、代謝が悪い
④心臓、循環器系(43%) = 未病、心臓、循環器が弱い、弱点、= 動悸、息切れ、胸、心臓部の痛み、低血圧 = 自律神経、代謝が悪い、

クライアントの精神面 =
病的:70%以上、神経症、病的である。
①神経過敏(100%) = 病的、重度の過緊張状態である。=、神経過敏で、心をキズつけやすく、感情を害しやすい。誤解されやすい。
②怒り、易怒性(90%) = 病的、重度の易怒性を持っている。 = 人の言動、行動、ちょっとしたことが気にさわり、イライラし、腹が立ち、怒る。
③抑うつ(83%) = 病的、重度のうつ状態である。= いつも憂うつである。人生の希望が見当たらない。
④不安(78%) = 病的、重度の不安症である。= 思い悩む、気にしすぎる、将来が不安。
⑤不適応(58%)= 未病、弱点 = 行動、判断、生活の問題に対するミスが多い。= 正確なアドバイスをくれる人が必要。

クライアントの東洋医学的評価(気血水のバランス)
気) メンタル=  神経過敏、怒り、抑うつ、不安、不適応 = 東洋医学(漢方薬・鍼灸)、臨床心理カウンセリング、コーチングの適応
血) 循環器系=動悸、息切れ、胸、心臓部の痛み、低血圧 = 東洋医学(漢方薬・鍼灸)の適応
水) 泌尿生殖器系、皮膚(美容) = PMS(イライラ、気分が悪い、不安定)、おりもの過多、生理不順、顔が赤い、顔がむくむ、= 東洋医学(漢方薬・鍼灸)の適応

東洋医学=健康を維持増進させる医学、未病を治す、病気を治す(健康を取り戻す) 経験的
西洋医学=病気を治す(健康を取り戻す、命を維持させる=手術) 科学的

(Ⅱ)ストレス耐性度チェック
判定基準 20-40(ストレスに弱い)、40-50(標準)、50-80(ストレスに強い)
クライアントの得点 37点=(ストレスに弱い) → 東洋医学(漢方薬・鍼灸)、臨床心理カウンセリング、コーチングの適応=ストレス耐性度を上げる必要がある。

(Ⅲ)ストレス度チェック
判定基準 0-5(ストレスがほとんどない)、8-10(軽度)、11-20中度、21以上(重度)
クライアントの得点 9点=(軽度のストレス状態)= 特に問題ないが、慢性的なストレスがつづいていると考えられる。
ストレス症状4点の分析
①ストレス初期に現れる症状(頭が重い)
②ストレス後期(慢性的)に現れる症状(疲れ、やる気、多夢、おっくう、イライラ、怒り)

(Ⅳ)SDS  抑うつ度チェック
判定基準 23-47(正常)、39-59(神経症)、53-67(うつ病)
クライアントの得点 56点 病的である(重度の神経症、軽度のうつ病) = 東洋医学(漢方薬・鍼灸)、臨床心理カウンセリング、コーチングの適応

(Ⅴ)TA(交流分析)、TEG(エゴグラム) 自分自身を知り、対人関係を円滑にする方法
エゴグラム 5つの自我状態、行動パターン
CP(批判的な父親の自我))=父親の影響をそのまま取り入れた心の状態、行動パターン=厳しさ、先入観、偏見、理想の追及、
NP(養護的な母親の自我)=母親の影響をそのまま取り入れた心の状態、行動パターン=やさしさ、愛情、他人への思いやり、献身的
A(大人の自我)=成人としての客観的な心で、現実を認識し、物事の判断をする心の状態、行動パターン=客観的理解、現実的判断、情報の収集、分析、冷静、沈着、合理的
FC(自由奔放な子供の自我)=本能的な、自由奔放な子供の心の状態、行動パターン=明るい、天真爛漫、わがまま、本能的、衝動的
AC(順応した子供の自我)=親の顔色を伺う、順応した子供の心の状態、行動パターン=協調的、依存的、自信喪失、自責の念、ひねくれる、自分のからに閉じこもる。
D(偏倚尺度:社会的逸脱)=ある社会の社会的規範から逸脱(または偏倚(へんい)した行動をいい、偏倚行動ともいう。
社会的規範は多様であるが、その内容は、法律、モーレス(習律、集団内の行動基準)、「ルールから外れた望ましくない行動」
慣習などが含まれ、さらに、道徳、伝統、礼儀、流行などが含まれる。
「ルールから外れた望ましくない行動」
Q(疑問尺度)テストに対する応答態度や防衛反応:質問をよく理解して回答したか、正直に答えたかを判断する。

「和」を重んじる日本人(女性)のアベレージ(円満パターン)は、
NPを頂点(80%)とする「へ型」 = 対人関係のトラブルが少ない。

クライアントのエゴグラム・パターン分析
CP 10点(75%)
NP 4点(0%)
A  12点(0%)
FC 5点(4%)
AC 12点(75%)
CP、ACの二つを頂点とするV型
D 5点(13点以上が正常)=社会的逸脱が75%の信頼度で認められる。 → 「社会的に模範となる教育が必要」
Q 2点(35点以下が信頼できる回答)=テスト結果は、信頼性98%で、信頼できる。

いつも葛藤しているパターン。全体的に、元気がなく、おとなしい感じの人、やる気がない、気力がないと思われがち。

①A(大人の自我状態)がほぼ0点、問題をよく検討して考えることが苦手、
いざというときに適切な判断ができない。その場しのぎの対処になる。→ パニックに陥りやすい。
②CP(父親の自我状態)が75点、AC(順応した子供の自我状態が75点、
他人対して厳しく、怒りや不満を抱えやすい。しかし、それを口に出して言う事ができない。
(ぐっとこらえて我慢することが多い。
③NP(母親の自我状態)、A(大人の自我状態)、FC(自由な子供の自我状態)が、低いので、
周りの人に、やさしく接したり、情報を収集して客観的な冷静な判断ができない。
また、うまく気分転換ができず、つまらない気分を維持しやすい。
感情を上手く表現できず、嫌なことも、じっと我慢してしまう。
自分の考えを、うまく表現できず、満足した決断ができない。
ストレスをため込みやすく、心身症、神経症、うつ病になりやすい。
思ったことを、うまく他人に伝えられないのに、内心いつもカッカと怒っていることが多い。
他人と温かく交わることが苦手、物事をうまく楽しめない。冷静かつ客観的に考える事もできない。
このままでは、自分の殻に閉じこもり、1人で苦悩することに、なってしまう。
→ 臨床心理学的手法(カウンセリング、コーチング、メンタルトレーニング)を用いて、自己改革が必要と考える。
NP、A、FCを高める必要がある。
たとえば、周りの人にねぎらいの言葉をかけたり、相手の良い所を、積極的に見つけて、まめに相手をほめる。
自分の理想だけを追わず、独りよがりにならないように、情報を収集、分析して、冷静になり、
客観的、現実的な判断をすることを心掛ける。 など、自己改革の方法は、いくらでもある。


(Ⅵ)OKグラム 基本的な構え
OKグラム 4つの基本的な構え
① I I am OK, You are OK.(自己肯定、他者肯定) = 私も、あなた方も、みんな良いところがある。
② I am OK, You are Not OK.(自己肯定、他者否定) = 私は、いつも正しいが、あなた方、みんなは、ダメ。
③ I am Not OK, You are OK.(自己否定、他者肯定) = 私はダメだが、あなた方、みんなは、優れている。
④ I am Not OK, You are Not OK.(自己否定、他者否定) = 私もダメ、あなた方、みんなもダメ(世の中のすべてがダメ)
OK 肯定的=有益、安心感、価値がある、好意を持っている。愛されている。
Not OK 否定的=役に立たない、安心できない、嫌われている、愛されていない。

クライアントのOKグラム・パターン分析
① I I am OK.(自己肯定)= 2点
② I am Not OK.(自己肯定)= 14点
③ You are OK.他者肯定) = 10点
④ You are Not OK.(他者否定) = 12点
クライアントは、I am Not OK, You are Not OK.(自己否定、他者否定)
「私もダメだが、世の中もみんなダメ」という自己否定、他者否定の構えを持つ。

この場合、クライアントは、基本的な人としての信頼感の欠如。
常に心が葛藤している状態で、自己矛盾を感じ、自信喪失に陥る。
自分の人生を、どうしたら価値のあるものにできるか分からず、絶望的になることがある。
自分に自信がもてず、他人との交流をさけ、自分の殻に閉じこもることがある。
劣等感や自分を卑下することが多い。周りの人に、やさしく接したり、
自分の考えを、うまく表現できないことが多いので、他人と親密な関係を持ちづらい。
独立心や自己主張に乏しく、他人に利用されることが多く、このままでは、貧乏くじをひきやすい。
不安感が強くなると、他人と親密になることを恐れたり、憂うつになったりすることもある。
臨床心理学的手法(カウンセリング、コーチング、メンタルトレーニング)を用いて、自己改革が必要と考える。

ただ、クライアントのエゴグラムとの対比を考えると、家族との交流の中では、心の葛藤はなく、安堵感がある。
つまり、ひきこもることは、必然的であったと考えられる。

結論:
クライアントの青羽紬(あおば つむぎ)さんは、肉体的には、なんら問題はない(病的ではない)が、
精神的(神経症、うつ状態、美意識)、社会的には、かなりの確率で、病的であり、逸脱が認められる。
これを、できるだけ早急に克服しないと、社会復帰が臨めないし、自身の幸福にもつながらない、と考えられる。
また、精神的な、神経症、うつ状態、美意識が、改善されて、社会に出て、仕事を持っても、
クライアントの青羽紬(あおば つむぎ)さん個人のパーソナリティーの正常化と一般常識のうちに、ある程度の社会的(模範)行動がとれる知識と教養が、
養われないと、かえって、大いなる問題が起こる可能性大である。(ある意味、早急に社会に出ていくのは問題、不安が残る)

クライアント青羽紬(あおば つむぎ)さんの今後の治療方針:
神経症、うつ状態、美容(痩身)を、東洋医学(漢方薬、鍼灸、経絡ツボ療法、エステ)で改善しつつ、
臨床心理学のメンタルトレーニング、カウンセリング、コーチングを実施し、
パーソナリティーの正常化と一般常識、社会的(模範)行動がとれる知識と教養を養う、
これが、クライアント青羽紬(あおば つむぎ)さんの悩みを解決し、社会復帰ができるようにする、最善の方法と考える。

以上のように考察する。


臨床心理学 ヘルスサイエンス佐野 「こころの健康相談室」
メンタルヘルス、カウンセリング、メンタルトレーニング、コーチング、心の健康相談、
癒し、音楽療法、アロマセラピー、スピリチュアルケア、精神疲労、発達障害、ADHD
〒327-0831 佐野市浅沼町213-4 0283-22-1607 代表 大山博行